アイコン ベトナムのズン首相 中央委員会から除外か これまでの開放路線に影響も

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5年に一度開催されるベトナム共産党大会が20日から始まった。会期中に新指導部の選出が予定されているが、経済開放路線で定評のあるズン首相が、指導部である中央委員会のメンバー候補からはずされているもようと報道されている。
これまでズン首相の中央委員会での序列は、党書記長・国家主席に次ぐ第3位とされてきた。

財界人や専門家の間では、同首相の党書記長就任は、ほぼ確実との見方が多かった。首相府はコメントを控えている。
ベトナムで営業する西側のプライベートエクイティ投資家は「多くの投資家は様子を見ている。社会主義国でこのように対立を招くような指導者交代は聞いたことがない」と述べた。
党と接点のあるアナリストや外交関係者は、選出候補からの除外は、ズン首相の野心が現状を脅かす可能性を懸念する保守派の予防的措置とみている。
以上、

長老たちにより、出すぎた釘を打つ手立てか。

<グエン・タン・ズン(Nguyễn Tấn Dũng,  阮晋勇, 1949年11月17日生、66歳)>
ベトナムの政治家。現在、第6代ベトナム社会主義共和国首相を務める。
ベトナム南部のキン族出身で、元ベトナム解放民族戦線者。日本嫌いとされるが、中国との関係で表面には出さず、友好な姿勢をとっている。だが、韓国とは非常に親しいようだ。韓流ドラマの大量放映により、ベトナム戦での虐待し放題における嫌韓は今では年配者にしか存在しない。

<ベトナムの指導体制>1党制
ベトナム共産党の最高指導者は党書記長。
現在の指導ポストは、党序列第1位のグエン・フー・チョン書記長(73歳)、2位のチュオン・タン・サン国家主席(67歳)、そして事実上、ベトナムを代表する顔の立場にある序列3位のグエン・タン・ズン首相の3人が、社会主義共和国の最高指導ポストを担う人材。
実務面では、ズン首相が表に出る機会が非常に多く、グエン・フー・チョン書記長、チュオン・タン・サン主席という順番となる。
 ベトナムは、中国とは、ベトナムが領有していた西沙諸島を中国に実効支配されている問題や中国による南沙諸島の埋立問題を抱えているが、経済的には賃金がいくらか安いことからか中国企業が山のように進出してきている。

そうしたことからか、党大会の基調演説で、最高指導者のグエン・フー・チョン書記長が、南シナ海の領有権問題を念頭に、「国防や祖国の主権防衛に注力しなければならない」と述べ、防衛力の強化の必要性を強く訴えている。
ズン首相が経済開放に全力を注ぐも、長老たちから、政治を省みていないと判断されたものと見られる。

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[ 2016年1月22日 ]

 

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