アイコン 十八銀行がふくおかFG傘下入り 親和銀行と合併へ 総資産18兆円に

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九州最大の地銀グループ、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡、親和、熊本の3行傘下)と、長崎県を地盤とする十八銀行(長崎市)が、2017年4月をめどに経営統合する方針を固めたと報道されている。
十八銀行はFFG傘下に入り、18年4月をめどに親和銀行(長崎県佐世保市)と合併する方向で調整する。

 地方の人口減少の進行などで地銀を取り巻く経営環境は厳しくなっており、統合で福岡と長崎の地域間連携を強化して、地方再生への取り組みを強化するのが狙い。
経営統合すれば、グループの連結資産規模は18兆4428億円(15年3月期の単純合算)となり、国内最大の地銀グループが誕生することになる。

長崎県は人口減少が著しく、銀行にとって預金が減少する危機感が強い。また同県は多くの離島があり、銀行の支店運営などコスト負担も大きい。経営統合による規模拡大で預金量が増える一方、同県内で十八銀行と親和銀行が重複する約50店舗を対象に統廃合の検討もでき、コスト削減などの効果も期待できる。


 FFGは、営業基盤拡大などを柱とする中期経営計画が今年3月で終わり、新たな戦略として、九州で確固たる支持を得る総合金融グループとしてのさらなる経営基盤拡大を目指す。
十八銀行は経営資源を集中し、地元企業の育成などを強化できるメリットがある。
 今後、FFGの存在感がさらに増し、全国で地銀再編が進む可能性がある。

ふくおかフィナンシャルグループ
 福岡銀行(福岡市)を中心に、過去実質経営破たんした親和銀行(長崎県佐世保市)、過去実質経営破たんした熊本銀行(熊本市)の3行を傘下に置く持株会社。2007年に発足した。本社は福岡市中央区にあり黒田城を見渡す。15年3月時点の連結総資産は15兆6,617億円で地銀トップクラス。店舗は九州全域に321店舗を持つ。

十八銀行
 1877年に全国18番目の銀行として設立した第十八国立銀行が前身で、97年に十八銀行に名称を変更した。本店は長崎市。2015年3月現在の店舗数は、離島も含めて長崎県内を中心に91店。従業員数は1557人。連結総資産は2兆7,811億円。

以上、報道参照
十八銀行の経営陣にやる気は見えず、福岡銀行グループによる完全な吸収となる。ただ、バックヤードの政治資金なども取り仕切っており、地元の政治家にとっては資金集めが困難になる可能性もある。

[ 2016年2月26日 ]
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