アイコン 1月の全国主要都市オフィス空き室率減少続く 東京は賃料上昇急/三鬼商事

スポンサード リンク
 

アベノミクスによる企業の業績好調から全国主要都市のオフィスの空き室率は大幅に改善し続けている。こうしたオフィス需要の高まりから不動産開発側も低金利に支えられ、再開発も含め旺盛となっている。

 三鬼商事が発表した資料では、東京を除けば、ここまでオフィス需要があり空き室率が減少してきても、また、建築価格が上昇しても、全体の賃料は上がっていない。建築価格の上昇により新築オフィスビルの賃料価格は上昇しても、既存ビルの価格は下がっているものと見られる。

 東京のビジネス街区は、下記のとおり最近では2012年をボトムに賃料が既存も新築も大幅に上昇している。これは今年も空き室率が昨年より1%以上減少し、需給が逼迫していることによるものと見られる。
 東京外でもオフィスの空き室率が減少し続ける限り、家賃は需給のバランスからも東京のように上昇してくるものと見られる。

全国大都市ビジネス街区のオフィス空き室率
 
15/1
11
12
16/1
前年同月比
東京
5.36%
4.19%
4.03%
4.01%
-1.40%
大阪
7.98%
7.55%
7.45%
7.27%
-0.71%
名古屋
7.44%
7.03%
7.34%
7.18%
-0.26%
札幌
7.41%
5.45%
5.24%
5.14%
-2.27%
仙台
11.13%
10.00%
10.05%
10.05%
-1.08%
横浜
8.09%
6.95%
7.12%
6.93%
-1.16%
福岡
7.73%
6.35%
6.30%
6.29%
-1.44%
1坪当たりの平均賃料   単位:円
東京
17,109
17,637
17,692
17,790
4.0%
大阪
11,137
11,116
11,114
11,111
-0.2%
名古屋
10,751
10,796
10,794
10,796
0.4%
札幌
8,184
8,156
8,155
8,164
-0.2%
仙台
9,085
9,017
9,013
9,002
-0.9%
横浜
10,425
10,555
10,565
10,605
1.7%
福岡
9,197
9,222
9,217
9,208
0.1%
 
東京ビジネス街区の平均家賃推移
 
2007
2010
2012
2014
15/12
平均
21,998
17,585
16,572
16,953
17,692
新築
35,906
22,739
23,353
26,973
28,647
既存
21,683
17,447
16,458
16,771
17,511
以上、資料は三鬼商事のデータを加工。
 

[ 2016年2月15日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ