アイコン ドーピング汚職の国際陸連 ネスレがスポンサー契約打ち切る 日本5社どうする

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ロシア陸上界の組織的なドーピングに国際陸上競技連盟の幹部が関わっていた問題を受け、これまで国際陸連と契約していた大口のスポンサーが企業イメージを損なうなどとして契約を打ち切る動きが相次いでいる。
この問題は昨年11月、WADA=世界アンチドーピング機構が、ロシア陸上界の組織的なドーピングを認定して、ロシア陸上競技連盟が資格停止処分となったもの。
国際陸連のディアク前会長ら幹部もドーピングを隠蔽する見返りに金銭を受け取っていたとして、収賄などの疑いで逮捕されている。
こうした事態を受け、スイスに本部を置く世界最大の食品メーカー「ネスレ」は2月11日、「会社の信用とイメージに好ましくない影響を及ぼす可能性がある」として、2012年から続けてきた国際陸連の青少年育成事業への協賛を打ち切ると発表した。

また、ヨーロッパの主要なメディアは、ドイツの大手スポーツ用品メーカー「アディダス」も、国際陸連の最上位のスポンサー「公式パートナー」として2019年まで結んでいる11年契約を3年早く、今年打ち切ることを通知したと伝えている。アディダスの年間スポンサー料は日本円で約9億円で、組織改革に着手している国際陸連にとっては痛手となる。
「公式パートナー」の7社のうち5社は日本の企業だが、日本は20東京五輪を控え、・玉のない日本企業は、撤退する度胸は持ち合わせていないだろう。また、当然、政治的な圧力もあろう。

日本からは、国際陸上競技連盟(IAAF)に日本陸連の横川浩会長がカウンシルメンバー。
技術委員会委員に同連盟の関幸生国際専任部長、競歩委員会委員に今村文男競歩部長が再選されている。・・・まったく需要ポストにつけていない力のない日本陸連。賄賂の分け前も当然来なかったのだろう。
 この問題は、若いロシアのWADA職員とその妻のアスリート選手の2人が詳細を告発して初めて明らかになった。こうした選手にこそスポンサーがつくべきであるが、いくら西欧でも知らぬ振り。日本にもそんな勇気があるスポンサーは皆無のようだ。
2015年2月の「IAAF 世界陸上競技選手権陸上世界選手権 北京大会」での協賛各社(TDK、トヨタ自動車、アディダス、キヤノン、セイコーホールディングス、シノペック=中国国営石油化工集団公司、VTB銀行=ロシアの銀行)
TBSもIAAFとスポンサー契約を締結している。
 

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[ 2016年2月12日 ]

 

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