アイコン 2月の鉄鋼生産 前年比▲1.0%減、年度累計で▲5.0%減/鉄鋼連盟

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2016年2月の鉄鋼生産は、銑鉄は前月比で減少したが、前年同月比では増加した。粗鋼、熱間圧延鋼材は前月比、前年同月比とも減少した。
銑鉄生産は643.3万トンと前月に比べ45.4万トン・▲6.6%減、前年同月比では0.8%増と、11ヶ月振りの増加となった。
2015年4月~2016年2月では7,379.1万トンと前年同期比▲3.9%減となった。

<粗鋼生産18ヶ月連続減>
○ 粗鋼生産は835.5万トン(前月比42.2万トン・▲4.8%減、前年同月比▲1.0%減)となり、前年同月比では18ヶ月連続の減少となった。2月の 1日当たり粗鋼生産は28.81万トンで、1月の同28.31万トン比1.8%増だった。2015年4月~2016年2月では9,553.7万トンと前年 同期比5.0%減となった。

<炉別生産では>
転炉鋼が651.0万トンと前月比▲6.3%減、前年同月比1.0%増、
電炉鋼が184.5万トンと同0.9%増、同▲7.6%減となり、前年同月比でみると転炉鋼は12ヶ月振りの増加、電炉鋼は15ヶ月連続の減少となった。

<鋼種別生産では>
普通鋼が641.0万トンと前月比▲5.5%減、前年同月比▲3.0%減、
特殊鋼が194.5万トンと同▲2.5%減、同6.1%増となり、前年同月比では普通鋼は12ヶ月連続の減少、特殊鋼は15ヶ月振りの増加となった。

○熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は、738.4万トンと前月比で25.5万トン・▲3.3%減、前年同月比では▲0.5%減と16ヶ月連続の減少となった。
2015年4月~2016年2月では8,417.6万トンと前年同期比▲5.0%減となった。
○普通鋼熱間圧延鋼材の生産は、583.8万トンと前月比で21.0万トン・▲3.5%減、前年同月比では▲1.3%減と16ヶ月連続の減少となった。2015年4月~2016年2月では6,701.0万トンと前年同期比▲3.8%減となった。

<品種別では>
条鋼類は142.5万トン、前月比▲1.0%減、前年同月比▲5.7%減で、前年同月比では18ヶ月連続の減少となった。
鋼板類は436.9万トン、同▲4.6%減、同0.1%増となり、前年同月比では16ヶ月振りの増加となった。
  
<主要品種の生産内訳では>

最大のウエイトを占める広幅帯鋼が352.3万トン(前月比▲4.3%減、前年同月比2.4%増)と、前年同月比で2ヶ月振りの増加となった。
厚板は79.2万トン(同▲5.1%減、同▲7.8%減)と、前年同月比で11ヶ月連続の減少となった。
一方、条鋼類では、小形棒鋼が65.1万トン(同1.3%増、同▲5.1%減)と、前年同月比で18ヶ月連続の減少となった。
H形鋼は、30.9万トン(同1.0%増、同▲6.9%減)と同3ヶ月連続の減少となった。
大形形鋼は、8.1万トン(同15.7%増、同12.2%増)と同13ヶ月振りの増加、
中小形形鋼は、7.9万トン(同▲0.6%減、同▲14.3%減)と同7ヶ月連続の減少となった。
○特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は、154.5万トンと、前月に比べ4.5万トン・▲2.8%減、前年同月比では2.6%増と16ヶ月振りの増加となった。2015年4月~2016年2月では1,716.7万トンと前年同期比▲9.5%減となった。

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[ 2016年3月18日 ]

 

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