アイコン IS自爆テロ ベルギー首都で 34人死亡 230人負傷

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ベルギーの首都ブリュッセルの国際空港と地下鉄マルベーク駅で22日朝(日本時間同午後)、相次いで爆発があり、地元の公共放送は計34人が死亡したと伝えた。負傷者も合計約230人に上った。治安当局はいずれもテロだとし、空港の爆発は自爆犯によるものと確認した。
過激派組織「イスラム国」(IS)系の通信社はIS戦闘員が実行したと報じ、ブリュッセルが標的となったのは「ISと戦う有志国連合に参加する国の首都」だからだと主張した。ISの事実上の犯行声明となる。
以上、

1991年アメリカによるイラクフセイン大統領の殲滅作戦、報道管制を敷き、完全にコントロールされた米軍のトマホークミサイルによるイラク大統領とイラク軍の壊滅作戦だった。

アメリカは、フセインを殲滅した。戦争を仕掛けるのは得意だが収拾つけるのは大の苦手、フセインがそれまで力で抑え込んでいたイラク国内の宗教問題が急浮上、少数派のスンニ派、アメリカが政権を任せた多数派の(イランと同じ)シーア派の対立が激化、アメリカはフセインを殲滅したとしてあとは放ったらかしにして逃げ帰り、フセイン時代の軍の主力だったスンニ派の兵隊たちや住民の多くが、シーア派政権に不満を持ち、寄りよってISに糾合されてしまった。

イラク第2の都市モスルでは、アメリカから自主防衛用に供与された大量の最新の武器弾薬をイラク軍は、ISの攻撃を前に放棄して逃げ去り、大量の武器弾薬・戦車にいたるまでISの手中に納まってしまった。この武器弾薬がISの支配地拡大に大きな役割を果たしてしまった。

今ではアメリカはじめ欧州・中近東の有志国がイラク・シリアのISに対して爆撃をすでに何千回・何万回も行っているが、ISは民間住宅地に塹壕を深く掘り巡らし、潜んでいることから、多くの成果を挙げないまま今日に至っている。

その挙句が、パリや今回のベルギーのような大惨事の自爆テロ、少数派のスンニ派がイラクを支配するため、空威張りの徹していたフセイン、その怨霊がISを生み、欧州でテロを発生させ、何百万人もの避難民を出しているといっても過言ではない。

アメリカが仕掛けた戦争、完全収拾させる責任がアメリカにある。ISの資金源とされる石油施設(元は欧米メジャーが所有)を空爆することもせず、戦争を軍需産業とともに弄んでいるようでならない。

ウクライナでは、冬季五輪中を見計らってアメリカのCIAが裏で動き、クーデターを成功させたものの、ウクライナはロシアの反撃にあい、クリミア半島を占領されるわ、ウクライナ東部では内戦状態に陥るわ・・・。
アメリカはウクライナに火を付けたものの、ロシアの反撃の前に米軍すら出さず欧米と共にオバマ経済制裁だけ、せっかく回復しかけていた欧州経済はロシアの報復による経済制裁で再度奈落の底を這いずる廻ることになった。
ここでもウクライナ軍と親ロシア派(実質ロシア軍)の内戦を停止させたのは、ドイツのメルケルであり、収拾能力のないアメリカ、オバマは指をしゃぶっているだけで、相手にもされないまま、停戦は実現している。
さらに、経済制裁下のロシアは中国に急接近、中国はロシアの力も背景にして、南沙諸島ではやりたい放題となってしまっている。

戦争に正義などない。あるのは殺戮だけ、その殺戮が勝敗を分けるだけだ。
アメリカはイラクで勝ったのか、アフガンで勝ったのか、中近東の紛争地帯特有の攻撃手段と見られていた自爆テロが今や欧州へ飛び火している現実。戦争は中東だけの専売特許ではない、やるかやられるかの殺戮戦争、自爆テロを批判するが、殺戮戦争に戦争道徳を求めるなど戯言に過ぎないだろう。
親や兄弟を空爆などで殺された子供らが、その憎しみと天国へ行けるとする宗教から自爆テロ犯になったりISの兵隊になったりして、軍事力の再生産もなされてしまっている。

アメリカは、本気でイラクのISを壊滅させたければ、資金源となっているIS支配地の石油施設を全部破壊するのが先決だろう。このままの状態で一番喜ぶのは、武器弾薬を消費してくれるアメリカ企業を筆頭にした世界の軍需産業でしかないのも現実だ。

こんなアメリカでも、利用する価値はあるが、利用される価値は見当たらない。トランプが大統領に選出されれば、自分の国は自分で守れと日本から大量に米軍を撤退させるか駐留の全費用を支払えと迫ることだろう。
また、クリントンがなったとしても、TPP反対、慰安婦問題では日本を性奴隷国と票欲しさに韓国ににじり寄り名差したほどの人物。アメリカでは、どっちが大統領になっても日本はよく思われていないことは確かだ。日本にとっても、自ら種を蒔いた戦争、収拾することもできない輩に利用されても一切得にもならないだろう。南沙諸島では米軍を尻目に8個目の環礁が埋め立てられようとしている。米中間で裏取引があるのじゃろと疑いたくもなる。

イスラム国

[ 2016年3月23日 ]
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