国連制裁同調の中国に猛反発/一匹狼の北朝鮮労働党中央本部
北朝鮮の労働党中央本部が、国連安全保障理事会の制裁に同調する中国の動きを「敵対視策動」と見なして猛反発し、対抗するための闘争を党員らに指示したことが27日分かったと報道されている。
北朝鮮情勢に詳しい関西大の李英和教授が、党中央が地方組織に下した「方針指示文」の内容を入手したという。
中朝関係は、このところ冷え込みが指摘されるが、北朝鮮当局が友好国である中国を露骨に批判した文書が明らかになるのは異例。
文書は3月10日に各道(都道府県に相当)の党組織で行われた下級幹部向けの講習会で示された。
「全ての党員と勤労者は、社会主義に背く中国の圧迫策動を核爆風の威力で容赦なく打ち砕こう」と題され、中国に対する指導部の強い不信感を表しているという。
以上、報道
<習さんと金お坊ちゃまは性格が合わない>
中国側の首脳陣が、牡丹峰楽団(モランボン楽団)の中国公演に対し、当初参列を予定していたものの、北朝鮮の水爆発言に激怒、習政権が急遽不参加を伝達、その情報を聞きつけた北朝鮮首脳陣は、即、北京から同楽団を公演させずに帰国させた(以前の美し組、ほとんどが金ちゃんの小指ちゃんたちとされている)。
朴ちゃんを大好きな習は金を嫌っており、そのため、いまだ首脳会談を開いていない。これも、そのときの感情で動く金お坊ちゃまが、中国関係の第1人者を高射砲で処刑してしまい、中国とのパイプ役がいなくなっていることが大きい。
北朝鮮の年賀状紹介でも、習の年賀状は3番手に紹介されるほど、2国間のパイプは細くなっている。
<中朝貿易>結構大きい
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の「北朝鮮対外貿易動向統計資料」によれば、北朝鮮の貿易依存度は、中国側に急速に集中している。 2004年の48.5%から2009年に79%、2011年には89%に急増した。2012年、北朝鮮の対外貿易額全体のうち88%(68億ドル)が中国となっている。北朝鮮は国連等の制裁を受け、中国との交易比率が急速に上昇している。
北朝鮮の貿易会社が、銀行を経由せずに現物取引、現金、密貿易など多様な方法で取引している点を考慮すれば、中国税関の公式統計よりはるかに大きいと推定される。
北朝鮮が援助ばかりに頼っている国家だという偏見は、輸入、輸出統計を見れば異なることが理解できる。 昨年の北朝鮮の対中国輸出額は22億7900万ドル(約2,575億円)、輸入額は26億3000万ドルと今の北朝鮮ととっては大きな額だ。
中朝とも独裁政権、中国は言論統制の強化の上、覇権主義でもあり外的に甚大な問題を抱え、ならず者国家とされた北朝鮮は、言論弾圧どころか人権の一つもなく、金坊ちゃんは核爆弾を抱き、自爆しようとしている。どっちの独裁政権も手が付けられない状態となっている。
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