アイコン 繊維の汚れを分解するコーティング剤開発/豪RMIT大学研究チーム

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洗濯は外に干すだけで済み、コーヒーの染みは光に当てるだけで消滅する――。そんな衣類が実現するかもしれない。

オーストラリアの研究チームがこのほど、繊維を加工して日光に当てただけで染みを消せる技術の開発に成功したと発表した。
メルボルンにあるRMIT大学の研究チームは、繊維を、特殊な溶液に浸して微小な銅と銀の粒子でコーティング。これに光を当てると粒子が活性化して漂白剤のように作用し、有機物が分解されることを確認した。
一方で、セルロースでできた綿に粒子が食い込むことはない。ポリエステルやナイロンでも効果は同じだったという。

この方法で加工した繊維は洗濯もできる。15回洗濯した後も、コーティングのおかげで染みが落ちることを確認したという。
(ただし、ナノテクノロジーを使って染みができにくくした衣類の中には、1回洗っただけで効果がなくなったものもある)

こうした自浄繊維は、中国でも数年前に開発されているが、繊維のコーティングや染み消しには18時間以上かかっていた。
これに対してRMIT大学チームの繊維のコーティングと染み消しにかかる時間は40分足らず。同チームは繊維メーカーなどに働きかけて採用を促したい意向。
銀に抗菌作用があることは昔から知られていて、古代ギリシャやローマでは細菌の増殖を防ぐため水に銀貨を入れていた。現代でも医療用の衣類や包帯には銀を使用した処理が施してある。
以上、CNN参照

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[ 2016年3月31日 ]

 

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