現代自 第1四半期 売上高6.7%増 安売で営業益▲15.5%減
現代自動車、売上高が6.7%も増加したというのに、その営業利益は逆に▲15.5%も減少したという。何をしているのやら。
韓国の現代自動車が26日発表した1~3月期の連結決算によると、売上高は6.7%増の22兆3506億ウォン、営業利益は1兆3424億ウォン(約1290億円)で前年同期比▲15.5%減少した。営業利益率は6.0%だった。
ロシアやブラジルなど新興国の通貨安や工場稼働率の下落が影響し、約5年ぶりの低水準となった。
売上高は、高級車ブランド「ジェネシス」の大型セダン「EQ900」の販売好調やスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売増、金融部門の売り上げ増などで、1~3月期としては過去最高となった。
韓国国内の販売台数は、新車効果や個別消費税の引き下げなどを追い風に前年同期比3.7%増の16万577台を記録。一方、海外販売は、原油安に伴う新興国や中東市場の景気低迷を受け、▲7.9%減の94万6800台にとどまった。
合計販売台数は、前年同期(118万2834台)より▲6.4%減の110万7377台となった。
韓国の現代自動車の労働賃金は労働の世襲制や学費補助など厚遇され、トヨタよりも高いとされている。それでいて、安物を造り、安物市場で世界を席巻している。しかし、安物ニーズの新興国の経済不振やより安物の中国勢が中国市場でシェアを拡大させ、その勢いで新興国へ進出しようとしており、韓国勢との安物市場の争奪戦が始まる。
車はデザインや機能性のほか安全性・維持費などあらゆる面でコントパフォーマンスを求められ、家電のように旨く行き続けるとは限らない。
販売台数推移 韓国2強
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現代
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起亜
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2016年
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台数
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前年比
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台数
|
前年比
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1月
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338,035
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-12.5%
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213,980
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-15.4%
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2月
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336,200
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-6.6%
|
223,160
|
0.7%
|
3月
|
432,878
|
-0.9%
|
268,236
|
-3.0%
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第1四半期
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1,107,113
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-6.4%
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705,376
|
-6.1%
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