アイコン 九州の本物の「デゴイチ・D51型」いりませんか なければスクラップ/行橋市

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D51福岡県行橋市は、10月末で閉鎖する市民会館の敷地内に保存・展示している蒸気機関車(SL)の引き取り手を募集する。

かつて筑豊の石炭輸送などで鉄路の要衝として栄えた行橋市だが、維持管理や補修などに多額の費用がかかり、保存を断念。引き取り手がない場合は、スクラップにするという。
保存・展示することが条件で、行橋市は「貴重な文化遺産として大切にしてくれる方に譲りたい」としている。

SLは「デゴイチ」の愛称で知られる
長さ19・7メートル、
重量78トン。
1936年製、
鹿児島線や日豊線、筑豊線などで主に貨物列車を牽引し、1973年に廃車となった。旧国鉄行橋駅は日豊線と田川線(現在の平成筑豊鉄道)が乗り入れ、蒸気機関車の基地だった縁もあり、翌年、行橋市に無償貸与された。

 その後、旧国鉄の元職員らでつくる九州鉄道OB会行橋支部が年に2回、塗装や清掃活動を行ってきたが、雨ざらしの状態が長く続いたため、腐食が進んで車体には多数の穴が開いている。2001年に屋根を設けたが、現在は危険防止のため、周囲に柵を設けて近づけないようにしている。

行橋市の試算では、板金加工などの修理費用だけで900万円かかるという。さらに他の場所に移して展示する場合、費用は計4000万円になるという。
行橋市は有識者ら6人で構成する「蒸気機関車活用検討委員会」を14年度に設置。検討委は多額の費用を理由に、行橋市による修復保存は断念し、引き取り手を募るよう行橋市に提言した。

これを受け、行橋市は今年2月、JR九州から所有権を正式に移してもらい、4月以降、引き取って保存してくれる個人や団体を募集することにした。
運搬費用などは引き取り手に負担してもらう。
募集期間は4~6月を予定している。
長年、手入れしてきた同支部の金沢槌男事務長(75)は「新たな場所で展示されるとうれしい」と話す。
 一方、引き取り手が見つからなかった場合は、スクラップにするため、新年度一般会計当初予算に費用として617万円を盛り込んだ。
 
行橋市文化課の亀田秀雄課長は「長年、市民に愛されたSLだけに簡単にスクラップにはしたくない。引き取り手が見つかることに期待したい」と話している。

問い合わせは行橋市文化課 (電話0930-25-1111)へ。
以上、報道参照
 

[ 2016年4月 2日 ]
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