アイコン 「早期母子接触」のカンガルーケアで脳性マヒ7件の赤ちゃん

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出産事故で赤ちゃんが重い脳性まひになった際の産科医療補償制度で、昨年末までに分析を終えた793件中、出産直後に母親が抱っこするカンガルーケアの「早期母子接触」中に赤ちゃんが急変し、結果的に脳性まひになった事例が7件あったことが4日までに、分かった。
制度を運営する日本医療機能評価機構が報告書を公表した。
早期母子接触は母子の心身安定につながるといった利点も指摘されているが、機構は「医療関係者が継続的に観察し、赤ちゃんに心電図モニターを装着するなど慎重な対応が必要」と注意を呼び掛けている。
 
同機構によると、生後25分の赤ちゃんに帽子をかぶせブランケットを掛けた状態で母親が抱っこしていたが、30分後に赤ちゃんの心肺停止が確認され、低酸素性虚血性脳症を発症して脳性まひになった事例などがあった。
同機構はこの事例の原因について「特定できないが、誤えんで気道がふさがれたり、呼吸中枢が未熟だったりしたことも考えられる」と説明した。

一 方、同機構は、昨年発行の報告書で、脳性まひ事例の陣痛促進剤の用法・用量をめぐる表に誤記載があったと説明。日本産科婦人科学会の指針逸脱を示す「基準 より多い」の割合が本来は6割超だったのに、誤って3割前後としていた。「基準内」の項目とデータを取り違えたという。
 以上、日経新聞参照

 赤ちゃんは出産前のお腹の中では36度~37度、出産して出てくれば、室内が暖房されていても28度前後の部屋、そこで出産直後から長時間抱っこすれば、低体温から、いろいろな障害を起こす危険性があるという。 
ましてや、医師や看護師が、母子をその場において、赤ちゃんの監視もせず、容態異変が生じた場合、対応もできず死亡した事件も多く発生している。

カンガルーケアは天下のユネスコが推奨し、厚労省と産科学会が推奨したことにより急普及、容態異変で死亡する事件も多発、今では看護師の付き添い監視の下に行うよう指導が行われている。しかし、現場は忙しく、なかなか付き添いできない現場も多いという。
久保田医師は、出産直後からではなく、時間をずらしてカンガルーケアを行うべきだと主張している。記者もカンガルーケアそのものを否定しているわけではない。

以上のように日経新聞は、当問題に関し、問題がカンガルーケアにあることに触れていない。ユススコや産科学会、厚労省を敵に回したくないのだろう。
 

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[ 2016年4月 4日 ]

 

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