アイコン 8日原油大幅高 米在庫減 米生産減少 パイプライン停止  中南米産油国会合

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・米原油在庫減少
・稼動リグ数大幅減少
・カナダからのパイプライン停止
・8日中南米産油4ヶ国会合開催
・17日1月水準で凍結を検討する主要産油国ドーハ会議開催

8日のニューヨーク原油先物市場では、WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)先物価格が急反発し、2ヶ月ぶりの大幅高となった。
米国での生産減少が続いていることを好感。ベーカー・ヒューズのデータによると、米国の石油リグ(掘削装置)稼働数は今週、2009年以来の水準に減少した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前日比2.46ドル(6.60%)高い1バレル=39.72ドルで終了した。2月12日以来の大幅高。週間では8%の値上がりとなった。

ロンドンICEの北海ブレント6月限は2.51ドル(6.4%)上げて41.94ドル。
8日までに、カナダからのパイプライン(オイルサンド抽出原油と見られる)が停止した。
8日には中南米の産油4ヶ国(ベネズエラ・コロンビア・エクアドル・メキシコ)が生産量凍結で話し合った。ただ、メキシコはオブザーバー参加で凍結しない方針を早くから打ち出している。
4月17日にはドーハで生産調整をめぐる産油国会合が開かれる(米国は参加しない)。
エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「17日の産油国会合が市場にどのような意味合いを持つものになるのか、落ち着きのないムードが高まっている」と指摘。「相場はいまだに40ドルを下回るレンジにある。これを抜ければ非常に強気な示唆となるだろう」と述べた。
以上、ロイター、ブルームバーグ等参照

アメリカのシェールオイル掘削の稼動リグ数が大幅減少して産油量が減少するのは価格を上げるには喜ばしいが、今後とも停止が続けば、多くの関連生産会社が経営破たんすることになり、経済への心理的影響は大きくなる。すでに負債額数千億円で破産法適用申請を検討している生産会社もある。
 

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[ 2016年4月 9日 ]

 

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