アイコン 九大発ベンチャー「キューラックス」サムスンとLGが出資 IGZOに続く流出か

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第三世代有機EL発光材料(TADF材料)研究開発の九州大学発ベンチャー企業「Kyulux(キューラックス)」(福岡市)に、韓国のサムスンディスプレーとLGディスプレーが出資した。それぞれ、約3億~4億円を出資したものと見られていると韓国紙が報道している。

「Kyulux」 は、サムスン、LGに加え、液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)、ソニーとパナソニックの有機ELパネル事業を統合したJOLED(ジェイ オーレッド)、QBキャピタル、ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルなどのベンチャーキャピタルや科学技術振興機構(JST)の「出資型新事業創出 支援プログラム:SUCCESS」などから総額15億円を調達している。
キューラックスは2015年設立され、九州大などの研究者が7年余りかけて開発した有機EL TADF材料に関する特許実用化許諾権を取得した。

<有機EL・TADF材料について>
有機ELパネルは、電圧をかけると自ら発光する有機材料を使用し、液晶に比べ鮮明な画像を表現できる。
TADF材料は、同大学 安達千波矢 主幹教授が、内閣府最先端研究開発支援プログラム(FIRST)において開発に成功したもの。
レアメタルを使わずに、発光の励起子発生メカニズムにかかわる一重項と三重項励起状態のエネルギーギャップを小さくする分子設計により、電子を光へほぼ100%の効率で変換できる新しい有機発光材料で、低コスト・高効率発光を可能としている。
また、蛍光材料を発光材料とする有機EL素子の発光層中に、TADF材料をアシストドーパントとしてドーピングすることにより、蛍光分子からのEL発光効率を100%まで向上させることに成功。これにより、高効率、低コストに加え、高純度の発色を実現する発光技術「Hyperfluorescence」が実現可能となった。

Kyuluxは、九州大学からの基本特許の実施許諾などによってTADFの製造・販売を独占的に行うことが可能となったため、今後は同大学が論文等で公表している材料を中心に、大学などの研究機関へTADF材料を販売していく予定。また、第二世代のリン光材料で実用化できていない青色のTADF、Hyperfluorescenceの実用化を進めていくとしている。

すでに有機ELディスプレイ製品を販売している韓国のサムスンディスプレーとLGディスプレーは今後、キューラックスの技術を使用して有機ELの性能向上に取り組むとしている。
以上、

日本国民の税金が使用され開発されたTADF材料、IGZOに続き、またしても韓国勢に持っていかれることになる。
当初から研究開発に参画しているのならば、文句は言わないが、資金力に物を言わせ、美味しいか取りされたら、日本の技術力はほとんど韓国勢に持っていかれることになろう。

世間がいくら狭いと言われようが、TADF、Hyperfluorescenceは日本国民の税金を使用して開発されたものであり、まずは日本企業に開放すべきではなかろうか。

当該の韓国勢2社は、同業の日本企業がまったく及ばない巨額の利益を上げており、研究開発投資額も世界でも高順位企業である。
TADFのすべてを解明してすぐさま実用化することだろう。日本勢では到底及ばない。

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[ 2016年4月12日 ]

 

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