アイコン 武生信金(現福井信金) 3億82百万円の保証契約書 勝手に作成か

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 旧武生信用金庫(現福井信用金庫)が福井市の建設会社に実行した融資に絡み、同社関係者の男性が知らないうちに、3億8200万円の債務の連帯保証人にされていたとして、有印私文書偽造などの疑いで、容疑者不詳で越前署に刑事告訴する方針を固めたと報道されている。

 この男性の関係者によると、書類に記載した住所と氏名は本人のものだが、金額などは筆跡が異なるとしている。またこの融資に絡み、第三者によって男性名義で同信金の口座が開設されたほか、25万円が同信金に出資されていることも分かり、告訴を検討しているという。

 書類は、2008年3月に作成され、男性に関する「限度根保証約定書」で、債務の連帯保証の限度額と期間を定めたもの。限度額は3億8200万円。

現福井信金が貸付金の返還を求め、この建設会社と複数の同社関係者に対して起こした訴訟の証拠として、福井信金から提出されたものだった。

男性は、書類に住所と氏名を記載したことを認めた上で、債務者である建設会社印の押印や限度額の記入は、事後に第三者によって行われたとしている。

問題となった福井市の建設会社への融資では、返済の見込みがないのに13億円余りを貸し付け、大半を償却処理したとして、旧武生信金の出資者である会員が、当時の理事長ら役員13人を背任容疑で告発する方針を固めている。
また同信金をめぐっては、越前市の酒造会社に約15億円を融資した問題で、元理事長らに対する告発や損害賠償訴訟が起こされている。

現福井信金は「(告訴するとしている事実関係について)把握しておらずコメントは控えたい」としている。
以上、福井新聞参照

金額白紙の保証契約書は無効判決。昔は白紙委任として裁判判決上認められていた。日栄・商工ファンドらが悪用し、融資と引き換えに金額欄空欄の保証人を取り、追加融資するごとにまた何名かの保証人を取り、事故率ほぼ100%の融資を行い続け、事故ったら保証人のそれぞれから膨大な額を回収していた。追加融資するごとに保証人を採ることから、誰が、何人が、保証人になっているのか、保証人は何もわからなくしていた。
融資事故後、融資金+法定金利分をはるかに上回る額を各保証人から取り上げ回収、ほとんど取り過ぎており、担当や店長らが懐に入れていたようだ。
保証人が夜逃げや自殺に追い込まれるほど執拗に回収していたことから、両社の代表2人(松田と大島)は、国会喚問を受け社会問題となった。その後、保証人については2003年8月施行で法規制がなされ、融資に関係しない比とを契約書にした場合、無効となることから、会社関係者を保証人に取り、13億円という巨額融資を行っていた。当時のサラ金のやり口を、法規制にのっとり、融資先の人間として、武生信金は融資を行い続けていたようだ。
 

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[ 2016年4月21日 ]

 

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