アイコン ▲622.44円暴落 日銀現状維持 目標2% 原油安を理由に来年度中に放棄・変更

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状況がどうであろうと、物価目標に対する対策を失すれば、本日の株価暴落や円高のようになる。何が何でも物価を上げると豪語する黒田氏であるが、市場の期待とは裏腹に様子見を決め込んでしまった。
素人でも、市場が何を望んでいるのか誰でもわかっていた。

来年2%上昇する可能性は、今のところ皆無といってよいだろう。

今後、円高が進めば、企業収益はさらに悪化し、税収が減る中、熊本大地震の復興予算も公共投 資としてタレ流し状態が続き、財政悪化はさらに悪化し、収拾が付かないようになる可能性すらある。金融機関もマイナス金利の仕返しに、資金を海外へシフト させ、日銀の言うことなすことを聞かなくなり、金融パニックに陥る危険性すらある。

以下は、NHKの報道、

日銀は28日、金融政策決定会合を開き、国内外の景気や物価の現状と先行きについて議論した。その結果、目標に掲げる2%の物価上昇率の実現に向け、マイナス金利政策を含めた今の大規模な金融緩和策を維持することを、賛成多数で決めた。
国内では、中国など新興国経済の減速に加え年明け以降の円高もあって、企業や個人が景気や物価の先行きに慎重な見方を強めていて、消費が低迷している。また、今月14日に発生した熊本地震の経済活動への影響も懸念されている。

しかし、日銀としては、日本経済そのものは緩やかに回復していると判断していることや、今年2月に導入したマイナス金利政策の効果が投資や消費など実体経済に及ぶまでにはなお一定の時間がかかるとして、その効果を見極めたいと判断し、今回、金融政策を変更しなかったものとみられる。
また、日銀は、経済と物価についての最新の見通し、「展望レポート」を発表し、目標とする2%の物価上昇率を達成する時期については、原油価格の低迷などを理由に、これまでの「来年度前半ごろ」という表現を「来年度中」に改め、これまでより遅れる可能性があるという見通しを示した。
以上、

原油がこれ以上高くなる要素はなく、中国や欧州経済が回復する保証もない。当然、中国経済に牽引される東・東南アジア経済も低迷したままとなる。米経済も足踏み状態であることから今回金利上げを控えている。
 理由はいくらでも並べ立て、言い逃れはできるだろう。しかし、その責任は誰が取るというのであろうか。

 国連ユニセフによると、日本はこの間、貧富の差だけ拡大し、先進国+OECD加盟国で、34番目とケツから8番目、貧富の差が拡大していると騒ぎ立てている韓国はそれでも上位15番目だ。米国でさえ30番目だ。政治は何もモノを言わない日本人の性格を好き放題にしている可能性すらある。
 日経平均の終値は▲624.44円安、▲3.61%安の16,666.05円。

円は、前日比▲2.68円高の108.78円(15時10分現在)、全主要通貨に対して円高になっている。黒田采配は・・・ご立派。

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[ 2016年4月28日 ]

 

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