アイコン パクリの総本山「小米科技」今度は無印良品の炊飯器パクル Xiaomi

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無印良品は中国進出を2005年に果たしたものの、すでに無印良品そっくりのロゴと店舗が中国にあり、困り果て、経営する良品計画は、相手に対し中国で裁判を起こし、やっと偽物店舗を排除することに成功した。

今度はiPhoneを真似て製造し、ネットで格安販売して大成功させ、今や中国スマホ業界で1・2位を争う小米科技が、無印良品の炊飯器を真似て造り、いくら中国でも、「それはないでしょう」とパクリ疑惑が持ち上がっている。

これに対し、4月1日、盗人の雷軍(レイ・ジュン)会長が反論のコメントを出したと環球時報が報道している。
問題となっているのは、小米科技の新ブランド「MIJIA(米家)」の商品として3月30日に発表した圧力IH炊飯器。ほぼホワイト一色のシンプルな外観が「日本の無印良品(MUJI)の炊飯器にそっくり」などとネットユーザーの間で話題になっているもの。

この問題について、パクリ屋の雷氏は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「新ブランドの名前まで『MUJI』をパクっているなどと言う人もいる。言葉も出ない…」とつぶやき、「MIJIA」の由来を説明した。

同氏によると、このブランド名は「小米知能家庭」の略称で、いくつかのスペルの一致は「まったくの偶然」という。

小米の関係者も「酷似の指摘を受けて両社の商品を比較してみた。ホワイトという点では同じだが、光具合に違いがある。サイズも違うし、性能も違う。中国ブランドだったら200元(約3500円)以下で手に入る品だ」と主張している。

パクリロゴ、パクリデザインについて、パクリをとぼける材料をいくつも準備して、製品化し販売展開していることが窺い知れる。

「MIJIA炊飯器」は、日本の高性能炊飯器をライバルとしており、値段は日本の同類炊飯器の3分の1程度、999元(約1万7000円)に設定しているという。

<右側が無印良品の炊飯器>
  <右側が無印良品の炊飯器>

<中国でパクリスマホが公然と販売できる理由>
政府がバックについているからだ。
アメリカのマイクロソフトは、中国のパクリ企業「中信金通証券」を中国で「パクルな」と訴えた。中国の裁判で和解勝利したものの、マイクロソフトはその後、中国政府から、独占禁止法なんじゃらで制裁を受け、中国市場でしばらく販売できなくなるなど大圧力を受けた。
そうした制裁を、世界のブランドメーカーに知らしめた中国政府であり、アップルはiPhoneを小米科技がいくらパクろうと中国市場を失うよりはましだとして訴訟を起こさなかった。そうこうしているうちに小米科技は今や、世界でも3番手・4番手のスマホメーカーにのし上がっている。

<日本では小さなベンチャー企業バルミューダが小米科技に大被害>
パクリ屋の小米科技は、スマホだけではなく、今や家電も幅広く取り扱っている。
空気清浄機でデザインや性能で卓越した日本のベンチャー企業のバルミューダに対して小米科技は、その空気清浄機の中国での製造販売などで提携を持ちかけ、バルミューダは小米科技に技術情報を提供した。
ところが、小米科技は、バルミューダとの事業提携を急に取り止め、バルミューダのデザインや技術情報を全部パクリ、そっくりさんを製造して販売開始した。
いくら小さな日本のベンチャー企業のバルミューダも怒り心頭、中国でも特許出願していたため、中国で小米科技を訴えている。
しかし、中国政府・裁判所では、こうした外資、特に日本からの訴訟は、意識的に長引かせる常套手段をとって遅々として進めようとはしない。
パクリの殿堂「中国」を地で行く小米科技である。

2014年12月の報道:
バルミューダ側が声明を発表し、シャオミの空気清浄機は外観から内部構造にいたるまでバルミューダが2014年初めに発売した「AirEngine」にそっくりだと指摘したことを紹介。
 続けてバルミューダ側の声明として、「AirEngineが14年1月15日に発表された後、シャオミ側から提携話が寄せられた」、その後「バルミューダ側は製品開発のスケジュールを理由に、シャオミとの提携は進めなかった」と伝えた。
 また記事は、バルミューダが、日本および中国でAirEngineの意匠や特許についてすでに申請・登録済みであると伝えたものの、「シャオミはバルミューダに対して特許使用の申請は行っていない」と報じた。

今回のパクリ騒動の被害者である無印商品の良品計画は、中国でも店舗展開しており、100%小米科技を訴えることはないだろう。世界の常識が通用しない治外法権国の中国だからだ。

社名
BALMUDA Inc.
バルミューダ株式会社
オフィス
東京都武蔵野市境南町5-1-21
代表者
代表取締役社長 寺尾 玄(元ミュージシャン)
設立
2003年3月
事業
新興の家電製品のプロダクトメーカー
製品はデザイン賞をいくつも取得している。


<下がバルミューダ製の空気清浄機>
 <下がバルミューダ製の空気清浄機>

 

パクリ本山となった小米科技を世界の企業主たちが合同して、ギャフンと言わせなければ中国のパクリ文化は終わらない。すでに国連で小米科技をはじめとする中国のパクリ問題を取り上げる時期にも達している。

[ 2016年4月 2日 ]
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