アイコン スーパーゼネコンランキング 2016年3月期(売上高)

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2016年3月期のスーパーゼネコン5社の売上高ランキングは、昨年に続き大林組が1位となった。大林は受注残も多く抱え、来期(2017年3月期)も1位が予想される。

当期、大きく変化したのは、事業の儲けを示す営業利益、資材高騰鎮静化や建設技術者不足の緩和から、5社とも大幅に営業利益を回復どころか急伸させている。
5社合計では前期比2.3倍。営業利益率は前期2.7%であったものが当期は6.1%となっている。大成建設に至っては営業利益率を7.6%まで上昇させ、建設価格の高騰を招く一因にもなっている。

ただ、鋼材価格は中国で再び上昇傾向にあり、建設技術者も20東京五輪関係工事が今後本格化してくることから、再度、建設労働者不足が深刻になることが懸念されている。東京都心では20東京五輪に合わせ、多くの超高層の再開発事業が目白押しになっている。

建設の資材価格は、今では国際価格と為替に大きく左右されており、今後の価格動向は中国経済の回復しだいとなる。
 

 (注、竹中工務店の決算期は12月であり、2015年12月期の決算数値を掲載している。)
スーパーゼネコンランキング
 
 
売上高
営業利益
営業利益率
 
連結/百万円
当期
前期比
当期
前期比
前期
当期
1
大林組
1,777,834
0.2%
106,380
119.8%
2.7%
6.0%
2
鹿島建設
1,742,700
2.9%
111,079
777.0%
0.7%
6.4%
3
清水建設
1,664,933
6.2%
94,668
89.2%
3.2%
5.7%
4
大成建設
1,545,889
-1.7%
117,468
66.8%
4.5%
7.6%
5
竹中工務店※
1,284,362
11.6%
59,883
115.9%
2.4%
4.7%
合計
8,015,718
3.3%
489,478
133.9%
2.7%
6.1%

 

 
当期利益
自己資本
受注残(単体)
連結/百万円
純利益
前期比
自己資本
同率
受注残
前期比
大林組
63,437
121.1%
516,098
26.4%
1,651,576
13.3%
鹿島建設
72,323
377.7%
471,295
25.0%
1,571,382
4.7%
清水建設
59,322
77.6%
480,715
27.9%
1,383,212
-4.5%
大成建設
77,045
101.8%
517,875
31.2%
1,967,208
7.1%
竹中工務店※
44,140
87.5%
521,011
38.8%
1,066,519
1.4%

[ 2016年5月16日 ]
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