ゼンリン 3月決算 増収増益 自動運転用「時空間情報システム」構築へ
同社はカーナビソフトの第1人者であるが、自動運転ではなかなか本命として挙がっていないのはどうしたものか・・・。
実際は同社は、クラウドとスマホの普及が本格化し始めた2008年には、高精度空間データベースの研究開発を始めている。
高精度空間データベースとは、運転行動における「認知」「判断」「操作」という三要素に対して、データベース側から「自車位置特定向け地物」「車両センシ ング向け情報」「先読み情報」を提供するのが目的。ここで、地物とは歩道橋、ガードレール、道路上の車線といった交通に直接関係する道路周辺の物体要素を 指す。
同社は、自動運転を見越し、高精度空間データベースと同時に「時空間情報システム」の構築も進めている。「時空間情報システム」を作成するには次の4段階を踏むという。
1、ゼンリンが独自に行う歩行調査・計測車両調査、国土地理院などが策定する公共図面、そして航空・衛星写真など様々な“出典”を一元管理する。
2、建築物を含む地物のすべてを時間軸において蓄積し管理する。
3、地物からの自動変換による地図生成。つまり、単一の地物データベースを整備する中で、個々の地物、また地物同士の関係を解釈・変換するプログラミングである。これを各種用途・要件に応じて短い工期で自動生成する。
4、リアルタイムなデータ提供。これは時間軸で管理された更新データを、変化点のみで抽出する“差分”で提供するもの。
すでに同社は「時空間情報システム」を提供し始めている。
やはり、自動運転も機械的な制御システムだけでは動かすことはできず、正確な状態情報の地図なくしては始まらないようだ。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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営率
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経常利益
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株主利益
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13/3期
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54,991
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5,585
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10.2%
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5,076
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1,835
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14/3期
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53,589
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3,180
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5.9%
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3,663
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1,272
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15/3期
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52,286
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2,389
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4.6%
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2,751
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1,464
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16/3期
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54,970
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3,038
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5.5%
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3,427
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1,610
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16/15比
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5.1%
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27.2%
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24.6%
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10.0%
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17/3期予想
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57,000
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3,400
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6.0%
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3,700
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2,200
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17期予/16期比
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3.7%
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11.9%
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8.0%
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36.6%
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