アイコン 障害児放課後等デイサービス事業者、不正請求計2億円超

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障害のある子どもを放課後や長期休暇中に預かる「放課後等デイサービス」で、利用実態がないのに報酬を受け取ったり、必要な職員を配置していなかったりする不正が相次ぎ、今年2月時点で16自治体の20事業者が指定取り消しなどの行政処分を受けていたことが15日、共同通信のまとめで分かったと報道されている。
自治体が返還を求めた金額は約2億円に上るという。
放課後デイは、学童保育などを利用しづらい子どもの居場所として2012年度に制度化され、施設数、利用者数が急増。国の審議会や国会でも「業者が営利目的で参入し、十分なサービスを行っていない例が増えている」との指摘が出ている。
以上、報道参照
氷山の一角だろう。福祉を喰い物にする業者がなんと多いことか。

<大阪市例>
2016年2月29日大阪市は、児童福祉法の規定に基づき、平成27年11月19日から平成28年1月22日までの間、次の事業所に対し監査を実施したところ、実際のサービスより多く、不正に障がい児通所給付費を請求し受領していた事実、児童発達支援管理責任者を常勤かつ専従で配置していなかった事実、役員等が利用者に虐待を行っていた事実などが判明した。
大阪市は平成28年3月31日付で、指定障がい児通所支援事業者の指定の取消しを行い、不正に請求し受領していた障がい児通所給付費(加算額を含む)10,737,247円(概算)の返還を求める。
処分内容及び処分理由
《児童福祉法による事業について》
(放課後等デイサービス)
(1)処分内容
   指定の取消し(平成28年3月31日)
(2)処分理由
○不正請求
・利用者3名について、実際のサービスよりも多く請求を行い、障がい児通所給付費を受領した。
 

<愛知県例>
2015年11月30日愛知県は、児童福祉法第21条の5の23の規定に基づき、下記のとおり指定の取消しを行うこととし、本日、県は事業者に対し当該処分について通知した。
処分理由
(1) 専任かつ常勤でなければならない児童発達支援管理責任者について、要件を満たさない者を、専任かつ常勤であるとして、虚偽の指定申請書類を提出していた。
(2)不正請求
ほか2件
 
業者の概要
法人名
株式会社Recuperation
代表者名
代表取締役 松原千明 
所在地
名古屋市名東区貴船二丁目702番地
事業所名
ケーニーズ
事業所所在地
愛知県海部郡蟹江町城二丁目431番地 カニエ中央ハイツ1階
事業種別
放課後等デイサービス
定員
10名
指定年月日
平成26年2月1日
 
 
<千葉市例>
2016年2月29日千葉市は、指定障害福祉サービス等事業者に対し指定取り消しの行政処分を発表した。
業者の概要
事業者名
株式会社かみんぐ
事業所名
きりんくらぶ・都賀の台(放課後等デイ、児童発達支援)
所在地
千葉市若葉区都賀の台4-11-2-105
事業の種類
児童発達支援、放課後等デイサービス
取消日
平成27年4月1日
取消理由
1)児童福祉法に基づく命令遵守違反
2)虚偽書類の報告

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[ 2016年5月16日 ]

 

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