アイコン 神戸製鋼子会社 強度不足のバネ鋼材販売 JIS表示不正 神鋼鋼線ステンレス

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日本の製品の信頼性がことごとく崩れ去ろうとしている。今度は・・・
神戸製鋼所は9日、グループ会社が9年2ヶ月にわたりバネ用鋼材の強度試験の結果を改ざんし、基準を満たさない鋼材に日本工業規格(JIS)表示をして販売していたと発表した。

JISの基準に比べて最大で4%強度が足りなかった。同社によると、これまでのところ、この鋼材で作ったバネを使うメーカーや、消費者から故障や事故などの報告はないという。

 強度を改ざんしていたのは「神鋼鋼線ステンレス」(本社・大阪府泉佐野市)。2007年4月から2016年5月にかけて製造したバネ用鋼材7400トンのうち55.6トンについて強度試験の値を改ざんし、JIS表示をして販売していたという。
 改ざんされたバネ鋼材の用途は、家電や家庭用品等向けが74%、給湯器等のガス設備向けが12%、自動車向けが6%などとなっている。

今年4月に同ステンレスの工場長に就いた渡辺省三常務が、社内検査で不合格になった鋼線の処置を不審に思い、調べたところ発覚したという。

 試験値を検査証明書に手作業で入力していたことや、製造担当部長が品質保証の責任者も兼務していたため、改ざんが可能だったとみている。
関与したのは歴代の担当者4人。うち2人は退職したため、まだ聞き取りができておらず、詳細な経緯は不明という。
神鋼鋼線ステンレスの直接の親会社は東証2部上場の神鋼鋼線工業。

08年にも神鋼の子会社でJISに定めた試験をせずに試験データを捏造し、出荷していたことが発覚。神鋼の梅原尚人副社長は「品質監査に努めてきたが残念。調査委員会をつくり、再発防止策を講じる」と述べているという。
以上、報道参照

一度あることは必ず2度あり、3度ある。神鋼では・・・教訓が生かされていない。
自動車は事故大丈夫だろうか?

メーカーは、JIS規格の部品・部材を使用することで、信頼できる製品を製造している。そのJIS規格部材が悪用されたら、メーカーは何も造れなくなる。超大手メーカーがこれでは地に落ち行く日本となる。


 

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[ 2016年6月10日 ]

 

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