5月の企業物価指数▲4.2%下落 下落品目が過半の58.7%/企業デフレ
日銀が10日発表した5月の企業物価指数(CGPI)は99.4となり、前年同月比で▲4.2%下落した。下落率は6年5ヶ月ぶりの低水準となった4月から横ばい。
国内企業物価は、前月比+0.2%(前年比▲4.2%)。
輸出物価は、契約通貨ベースで前月比0.0%、円ベースで同▲0.5%(前年比▲11.1%)。
輸入物価は、契約通貨ベースで前月比+0.3%、円ベースで同▲0.1%(前年比▲20.1%)。
原油価格など国際商品市況の前年比での下落や円高進行による下押し圧力が続いている。
一方、足元では原油価格が上昇しており、前月比は0.2%上昇と1年ぶりにプラスに転じている。
前 月比は2015年5月以来1年ぶりにプラスとなったが、指数押し上げに寄与したのは豚肉、牛肉、精米などの農林水産物や、ガソリン、軽油、ジェット燃料油 などの石油・石炭製品で、農林水産物は季節的な需要の高まりや在庫の減少など需給の引き締まりが背景、また、石油・石炭製品は足元の原油価格上昇を反映し たもの。
電力・都市ガス・水道も上昇しているが、再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価引き上げが主因で、足元の原油価格上昇が料金に反映されるのは8月以降とみられている。
一方、銅地金や銅裸線、銅荒引線など非鉄金属、菓子パン、調理パン、サンドイッチ、そう菜など食料品は下落に寄与した。
全814品目のうち上昇したのは251品目で、下落は478品目、下落占有率は58.7%。下落が上昇を227品目上回った。4月は下落が230品目上回っていた。
企業物価指数は、企業間で取引される財の価格を合成した指数。企業間の需給や為替、国際商品市況などで変動する。
以上、報道・日銀等参照
国内企業物価指数/日銀
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品目
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5月
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4月
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食料品・飲料・たばこ・飼料
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108.1
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108.2
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繊維製品
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110.2
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110.2
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製材・木製品
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117.8
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117.8
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パルプ・紙・同製品
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103.4
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103.4
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化学製品
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92.2
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92.2
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石油・石炭製品
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83.4
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81.9
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プラスチック製品
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98.9
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99.1
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窯業・土石製品
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102.4
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102.0
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鉄鋼
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93.1
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93.1
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非鉄金属
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96.7
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97.9
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金属製品
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108.6
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108.5
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はん用機器
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106.7
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106.7
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生産用機器
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105.8
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106.1
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業務用機器
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102.9
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103.1
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電子部品・デバイス
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85.2
|
85.2
|
電気機器
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93.2
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93.4
|
情報通信機器
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74.2
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74.4
|
輸送用機器
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98.8
|
98.8
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その他工業製品
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102.3
|
102.0
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農林水産物
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111.0
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108.4
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鉱産物
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111.4
|
111.4
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電力・都市ガス・水道
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117.6
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116.7
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スクラップ類
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81.2
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78.0
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・指数は2010年平均=100、%
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