アイコン 再び東証15000円台に 円高・EU英離脱不安

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株価14日前場の終値は日経平均▲201.87円安の15,817.31円。
対ドル円:   106.041円
対ユーロ円: 119.748円

14日の東証は、イギリスで行われるEUからの離脱の賛否を問う国民投票への警戒感から、世界各地の株式市場で株価が下落している流れを受けて取引開始直後から多くの銘柄が売られ、日経平均株価は取り引き時間中としては約1ヶ月ぶりに、1万6000円を割り込んだ。
英ブックメーカーによると10ポイント差を付け離脱派=大英帝国夢想派がリードしているという。(あんまり信用はできない。結構外れたケーも多い)
こうしたことから円はユーロに対して119.69円まで円高となり、連れて対ドルも105.99円と106円を割り込んでいる。

日銀が2014年10月に行ったスーパーバズーカ砲(年金基金株投資倍増含)により、円安へシフトした砲弾の威力は前回に続き完全に剥落している。

そのほかのマイナス要因としては
国債の長期金利の代表的な指標になっている満期までの期間が10年の国債の利回りが一時、マイナス0.17%まで低下し、過去最低を更新した。

マイナス金利を導入し、マイナスばかりでメリットがないと日本最大のスーパー銀行である三菱東京UFJ銀行が、日銀黒田丸に対して叛旗を翻す国債入札特別資格返上、心配されるほか2行や大手生保の動き。

この景気を全国の隅々にと仰る景気はどの景気か、垂れ流し景気で倒産は大幅に減少しているが、勤労者へは還元されず、肝心の景気は回復せず、外需依存分も中国経済低迷と円高で業績は悪化すると踏んだ外人投資家の今年に入り5兆円に及ぶ売り越し=日本株式市場からの逃避が鮮明となっている。
ただ、前代未聞の赤字国債額を増加させてでも財政投融資を拡大させる予定の政権であり、予算執行スピードを上げ、今週早々にも法外な補正予算を組む予定であり、今後はしばらく国内景気指数は回復してくるかもしれない・・・。

国の借金も消費税増税で勝った政党はなく、新規経済対策も打ち出さず、参院選に向け再延期し、売りをさらに誘っている。

アメリカ経済も、雇用統計に見られるように、グローバル化した世界でいつまでも1国だけで上昇し続けるというものではない。シェールオイルのエネルギー革命でリーマンショックを乗り切ったアメリカであるが、それも原油安で景気回復ながら不安定な状況を続けている。

原油価格は、一時の最安値から約倍に跳ね上がり、50ドル前後(WTI)で推移しているが、イラン・イラクの大増産によりダブついた状態は続いており、何に付け相場を上げようとするハゲタカ相場となっているだけでもある。
アメリカにおけるシェールオイルのリグ稼動数も原油価格が持ち直したため増加しており、原油のダブつきを助長させることにもなる。

 

[ 2016年6月14日 ]
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