フィリピン 武装の海上民兵組織で対抗へ 中国の略奪と脅しに
中国・環球時報は6月27日、フィリピンが、中国が略奪して実効支配を続ける南シナ海で、武装した漁民による「海上民兵」を組織し、同地域での主権主張を強化すると報じた。
フィリピンメディアによると、北ルソン方面コマンド(NOLCOM)のチーフ、ロメオ・タナルゴ中将が24日、西フィリピン海(南シナ海)問題を扱うために新しく立ち上げられた国家タスクフォースの最初の会議後に、記者団に明らかにしたもの。
タナルゴ氏は「われわれは漁民たちが、自分たちの権利を行使することができるように海上民兵を動員しなければならない」とした上で、同海域での巡視も強化する意向を示した。
フィリピン北部ルソン島サンバレス州の漁民からは、南シナ海の漁場を中国に奪われたとして不満の声が上がっている。
中国船は24時間体制で巡視活動しており、一方、フィリピン沿岸警備隊による巡視は週に1回しかないという。
以上、
中国は、南シナ海の岩礁と海域を略奪し国有化するため、海警艇と1000隻の漁船を動員して、一帯からフィリピン漁船を追い出し、既成事実を作り上げ、埋め立て、現在では軍用地の滑走路まで完成させている。
腐れバナナ事件・・・フィレピン漁民が漁をしていた南シナ海の海域からフィリピン漁船を追い出し実効支配した中国、それに反抗したフィリピン(国際仲裁裁判所に提訴)。
その結果、フィリピンから中国へ輸出されたバナナの検疫を、中国当局が意図的に遅滞させ腐れバナナにしてしまった。その後、フィリピンから中国へバナナを(実質)輸出できなくなり、日本へ大量に入荷、バナナ価格が暴落していた。
中国独裁政権は、何であれ敵対する国には、こうした陰湿な経済制裁を行っている。北朝鮮の政権と何が違おうか。
コメントをどうぞ