本日 中国の南シナ海覇権断罪へ 対抗して100隻の海軍大演習 仲裁裁判決
中国海軍は7月5日から11日にかけて、南シナ海で大規模な実弾演習を実施している。12日には国際仲裁裁判所はフィリピンの提訴に基づく南シナ海問題に関する判断を発表するが、これに反発した動き。
南シナ海を担当する南海艦隊(南シナ海艦隊)だけではなく、北海艦隊(日本海艦隊)、東海艦隊(東シナ海艦隊)も加わり、100隻にものぼる艦艇が集まる大演習となっている。
解放軍報によると、制空作戦、対海作戦、対潜水艦作戦などを想定した実戦演習だという。
本日の仲裁裁判所は、中国にとって不利な判決が出る公算が高く、中国政府は「判決は無効」との主張を繰り返すなど対抗姿勢を強めている。判決直前の軍事演習もフィリピンに対する圧力だと専門家は指摘している。
中国は、中国が不利な判決が出たとしても、従わない旨の海洋条約上の特約で条約を批准していることを根拠としている。
南 シナ海の殆どを占める9段線内を中国の領海とする野望は、覇権主義の実行・実践そのものであり、今の世に許されるものではないが、北朝鮮の金正恩となんら 変わらない中国共産党一党独裁政権の頂点に立つ習近平は、華僑が多数いる東南アジアの国々も含めまさに大中華圏を造ろうとしている。
すでにこれまで、ASEAN内で親中であったインドネシア、マレーシアの領海やEEZ内に対しても侵略し、これまで中国と領土・領海紛争を持つベトナムやフィリピン以外でも問題を生じ始めさせている。インドネシアはこれまでに不法操業の中国漁船を何十隻も海上爆破処理し、中国の侵攻に対抗している。
(中国は、南沙諸島の埋め立てをする以前、千隻の大漁船団を南沙諸島に派遣・常駐させ、その警護・監視として中国は海警艇を派遣・常駐させて、フィリピンの漁船や沿岸警備隊を駆逐した経緯がある。マレーシアやインドネシア沖にもすでに中国は海警艇を常駐させ、中国漁船団の警護に当たっている)
こうした中、国連創設来最悪の総長と欧米主要メディア各社から名指しされている韓国人の潘基文事務総長(国連決議(注)を無視して次期韓国大統領に名乗りを上げている)は、何の特別の理由もなく7月5日~11日まで中国を訪問している。12日はどういう判決が出るのだろうか心配もされる。
注、国連事務総長をした者は、出身国の政治にかかわっては成らないという決議。
国連総会は2015年9月11日、歴代最悪の国連事務総長とマスメディアから批判されている潘基文事務総長に鑑み、国連事務総長の選出について、より開かれた方法で透明性のある手続きに変更することを定めた決議を採択している。
なぜだか韓国に国連事務総長の番(常任理事国承認)がめぐってきて、本来当時の韓国政府が推奨した人物が辞退したため、棚からボタ餅状態で風見鶏政治家と称されていた潘基文(元外務大臣)が国連総長に就任した経緯がある。
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