アイコン 川重大損害か シンガポール地下鉄リコール 統括したC151A、故障続き 中国へ

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シンガポールで先月12日、秘密裏に列車の輸送作戦が展開された。厚いグリーンの包装材に包まれた長さ20メートルの列車が大型トレーラーに載せられ、ビシャン車両基地からジュロン港に運ばれた。その後は船で4000キロメートル近く離れた中国・青島まで輸送された。

この列車は、シンガポールの都市鉄道であるMRT(大量輸送交通システム)を運行するSMRTが2011年以降、中国の電車メーカー、青島四方機車車輛(CSR四方)から納入を受け、現在南北線、東西線に投入されてきた「C151A型」で、これまで故障が相次ぎ、論議を呼んできた。

結局は大規模な交換、修理が避けられないと判断され、リコール(回収・無償修理)措置が取られた。
 中国の鉄道車両メーカーによる海外でのリコールは今回が初めてであり、中国まで持ち帰って修理を行うのは異例中の異例。

北京の消息筋は「香港、タイなどに納入した車両は全く問題がなかったが、今回の一件で中国当局が当惑している」と話した。

CSR四方は2009年、SMRTが実施した公開入札で、日本の川崎重工業とコンソーシアムを組み、韓国の現代ロテムなどを退け、中国企業としては初めて、シンガポールに鉄道車両を供給することになった。
2回にわたり、6両編成の35編成を納入した。金額は3億6800万シンガポールドル(約276億円)相当で、うち26編成、156両が問題となった。

中国がシンガポールに納入した「C151A」は、川崎重工業が1980年代から製造したC151を改良したものだが、トラブルなく運行された従来モデルとは異なり、多くの欠陥が見つかり、運転中断が相次いだ。
2011年には修理途中に電源を供給するバッテリーが爆発し、中国製バッテリーが全てドイツ製に交換され、車両や下部連結部分などでひびが見つかった。

CSR四方は、中国・広州から深センを経て香港に至る高速鉄道9編成、香港の都市鉄道MTRに93編成の車両を供給している。
シンガポール政府は、リコールの事実関係を公表していなかったが、香港の新興メディア「ファクトワイヤー」が報じたことから、5日なって事実関係を認めた。
SMRT幹部は「構造的な欠陥が見つかり、メーカーに修理を委ねた。2023年ごろに完了する」と説明した。
 今回の大規模リコールは、中国政府が野心的に進める一帯一路構想と鉄道崛起にも悪影響を与えそうだ。
価格競争力を武器に全世界で高速鉄道公示を受注してきた中国が、安全性と信頼性で弱点を見せたからだ。11年には浙江省温州市で高速鉄道が事故を起こし、40人が死亡している。

一方、東南アジアで中国と鉄道受注を争う韓国、日本にとっては好材料となりそうだ。中国は巨大な資金力、価格競争力で大規模プロジェクトを相次いで受注してきた。日本は今年インドの高速鉄道、韓国はフィリピンの地下鉄とインドネシアの軽量鉄道(LRT)などを受注した。
以上、韓国紙

<川重は日本の新幹線技術をそのまま売り渡した会社>
川崎重工は、日本の新幹線技術を中国へ売り渡した売国奴企業、今やその技術は日本の鉄道輸出に大きな脅威となっており、インドネシアでは長年苦労して積み上げてきた新幹線計画を、中国勢に簡単にさらわれてしまった。
ダボハゼのように川崎重工は、シンガポール鉄道の車両を中国勢の青島四方機車車輛がチャンピオンで受注した。しかし、中国で製造して納品したものの問題だ らけのようだ。その責任の一端は川崎重工に及ぶものと見られる。例え、青島四方の責任分野であっても、青島四方側がそれを認めない限り、川重にも責任が及 ぶ。川重は中国においていろいろ分野で展開しており、中国側と揉める度量・度胸もない。

<当初のC151形電車>
シンガポール地下鉄C151形電車そのものは、川重、日本車両、東急車輛、近畿車輛の各社が製造し、1986年から1989年にかけて3回に分けて計398両が納入された。
その更新にC151の改良型C151Aを川重が中国勢と結託して受注、川重と中国企業が共同して製造・シンガポールに納品し、今回の問題を発生させている。なんでもありの中国メーカーと結託した川重にその問題の根本があろう。
川重はもはや節度のないダボハゼ会社の領域であるが、日本の重要な防衛企業でもある。川重は日本独自の「そうりゅう型の潜水艦」も製造しており、その技術が中国側へ渡らぬか気が気ではない。尻が非常に軽い川重である。

 

シンガポール地下鉄C151A形電車
車両
C151の改良型
編成
6両 22編成
営業最高速度
80 km/h
設計最高速度
90 km/h
起動加速度
3.6 km/h/s
減速度
4.3 km/h/s(常用最大)
4.7 km/h/s(非常)
編成定員
1920
車両定員
320
全長
23,830 mm
全幅
3,200 mm
全高
3,690 mm
軌間
1,435 mm
電気方式
直流750v(第三軌条方式)
制御装置
富士電機製IGBT-VVVF
保安装置
ATC、ATP
製造会社
川崎重工+青島四方機車車輛・・・中国で製造
納入
2011年から2012年に納入

 


<川崎重工の2009年5月7日のリリース>
川崎重工は、Kawasaki Heavy Industries (Singapore) Pte. Ltd.(以下「KHI-SIN」)および中国の南車青島四方機車車両股份有限公司(以下「南車四方」)と共同で、シンガポールのLand Transport Authority(以下「LTA」、陸運庁)から地下鉄電車132両を受注しました。
本案件の受注金額は約220億円で、当社がプロジェクト全体の統括、設計、台車や主要機器の供給を行い、南車四方が完成車両の製作および工場試験、KHI-SINが車両の基地搬入や納入整備、現地試験を担当し、2011年から2012年にかけて順次納入する予定です。
シンガポールでは、2020年までに軌道系都市交通システムを現行の2倍に延伸する計画が進められており、さらに1987年から順次開業した在来線(南北 線および東西線)におけるピーク時の混雑緩和とエネルギー効率の向上を目的として、新型車両の早期導入が求められています。今回受注した車両は、乗客定員 を増やしエネルギー消費を抑制するなど、これらの要求に応えるものとなっており、在来線の輸送力増強に寄与することが期待されています。
これまで当社は、LTA向けに地下鉄電車を1986年から1989年にかけて396両、1999年から2001年にかけて126両納入した実績を有してい ます。今回の受注は、当社の契約履行能力、納入車両の良好な運行実績・品質、ならびに本入札で提案した技術・価格が総合的に高く評価されたものです。
当社と南車四方は、1985年に友好工場協定を締結して以来の協力関係にあり、近年では、広州地下鉄4・5号線向けリニア車両や中国鉄道部向け高速車両を 共同受注するなど、中国国内のプロジェクトで実績を重ねています。本件は、当社の豊富な海外プロジェクトの実績および高い技術力と、南車四方の生産力との 組み合わせにより、中国以外の国で初めて共同受注したプロジェクトです。
今後とも当社は、アジアをはじめとする世界市場での車両ビジネスを積極的に展開していきます。
 
□車両の概要
車種
地下鉄電車(6両×22編成、計132両)
寸法
23.5m(長さ)×3.2m(幅)×3.7m(高さ)
車体材質
アルミ合金
軌条方式
第三軌条(直流750V)
 

<日本の新幹線を中国に売り渡した契約のリリース>
2004年10月20日のリリース
<中国・在来線高速化向け鉄道車両を受注>

川崎重工は、中国における在来線高速化プロジェクト向け鉄道車両を受注しました。
当社は、中国山東省青島市の南車四方機車車両股份有限公司(四方)の合作パートナーとして入札に参加し、共同で中国鉄道部より60編成480両(1編成8 両)を受注しました。契約総額は約1,400億円、当社の契約金額は完成車・ノックダウン車・国産車用部品を含めて約800億円で、2006年2月から完 成車の納入を開始する予定です。
当社は、三菱商事株式会社、三菱電機株式会社、株式会社日立製作所、伊藤忠商事株式会社、丸紅株式会社等の日本各社を取りまとめ主契約者として、中国鉄道部との契約を本日調印いたしました。当社は、車両の設計・製造全体の取りまとめを行います。
中国では、急速な経済発展に伴い、増大する輸送需要に対応し鉄道輸送能力を強化するために、新線建設とあわせて在来線の運行速度を高速化する方針を打ち出 しています。在来線高速化プロジェクトは、新型車両の導入により在来線を高速化し、鉄道輸送能力の増強を図るもので、総延長は2,000キロに及びます。 本プロジェクトは、鉄道輸送のボトルネックを緩和することで、迅速な経済発展を促進する重要な事業として位置付けられています。
今回受注した車両は、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)のE2系-1000番代新幹線電車をベースとした、時速200km対応の車両です。当社は、時 速200kmでの営業運転や運用路線の地上側設備に対応した設計変更などを行った上で、3編成の完成車両と6編成のノックダウン車両を製造・供給します。 その後は四方が当社からの製造技術供与により、51編成の国産車の製造・納入を行います。
なお、当社を含む日本6社は、JR東日本からの技術移転の受け皿となる光基鉄道システム株式会社を設立しており、同社を通じて技術使用権を得、四方へは車 体・台車の技術移転を、また株州電力機車研究所へは主回路装置などの電機品の技術移転を行います。最終的には、車両小部品についても部品メーカーによる中 国への技術移転が望まれています。
当社は、四方と1985年に友好工場協定書を締結して以来、同社へ車両工場の計画支援や技術協力・生産協力を行うなど、良好な信頼関係を築いてきました。 今回の受注は、JR東日本のE2系-1000番代車両の安全で豊富な運用実績と、当社の日本国内向けおよび海外向け車両での豊富な実績と技術力に加え、納 期・価格・技術移転計画などが総合的に評価されたものです。
中国では、今回の在来線高速化プロジェクトのほか、さらなる高速化や地下鉄・郊外路線などの都市交通整備プロジェクトも数多く計画されています。今回の受注を機に、当社は、今後とも四方と協力しながら、中国市場での鉄道車両事業を積極的に展開していきます。
 
(1)車種
E2系-1000番代新幹線電車をベースとした車両(8両編成)
(2)車両長
201.4m/編成(25m/両)
(3)車体構造
アルミ押出し型材溶接構造
(4)営業速度
200km/h
以上、
当契約により、新幹線技術のすべてを契約額の中で提供することになった。元々新幹線の技術そのものはJRが有しているが、ごり押しでJRを黙認させた。その結果、日本の新幹線のそっくりさんが今では中国中を走り回っており、海外でも営業活動を活発化させている。
 
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[ 2016年7月11日 ]
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