アイコン 外国為替と円の動向  英EU離脱 ポンド対ドルで31年ぶりの安さに

スポンサード リンク
 

5日の外国為替市場で、ポンドが対ドルで31年ぶり、対ユーロで2年半ぶりの安値に沈んだ。
英国の欧州連合(EU)離脱決定による経済・金融への悪影響が懸念されている。
ポンドGBP=D4は、対ドルで一時▲1.7%急落し、1985年9月以来の安値となる1.3055ドルをつけた。6月23日の国民投票前の水準からは▲12%の値下がりとなる。
対ユーロEURGBP=D4でも▲1.4%安の85.48ペンス(1ポンド=100ペンス)と、2013年終盤以来の安値をつけた。
英保険大手アヴィヴァ傘下のアヴィヴァ・インベスターズはこの日、総額18億ポンドの規模を持つ不動産投資信託(REIT)の取引を停止、これを受けてポンドへの売りが膨らんだ。

前日には英保険大手スタンダード・ライフ傘下のスタンダード・ライフ・インベストメンツが規模29億ポンドの不動産ファンドの取引を停止しており、外国人投資家が英商業不動産市場から大量の資金を引き揚げるとの懸念が高まっている。

ただ、カーニー英中銀総裁が通貨安は国際収支の赤字縮小に寄与するだろうと発言したことで、ポンドは一時下げ幅を縮めた。
以上、報道より

 ポンドのバーゲンセールに一番喜んでいるのは中国、AIIB(中国主導のアジアインフラン投資銀行)でも欧州勢としていち早 く参加表明してくれた英国。ロンドンオリンピック後の反動不況を中国からの不動産爆買い投資により乗り越え、不動産バブル化。ただ、ロンドンの不動産があ まりにも高くなり過ぎ、中国の矛先は他国へ移行してしまった。そうしたなか英EU離脱でポンド安、中国は、絶好の買い場が訪れたと判断している。中国に とってAIIB参加の御礼もある。
 
中国のネットでは、イギリスを香港並みに中国の特別行政府区にしようというスレッドまで立ち、多くの賛同者が出ているという。中国からイギリスへの渡航者 も急増していると中国共産党の機関紙が掲載しているほど。すでに熱せられている(英国に投資している外資が撤退する物件を破格値で爆買いするのは見え見え か)。

世界経済は華僑とユダヤ(金とダイヤモンド市場掌握)に支配されてしまうのだろうか。銭に対しての考え方はどっちもどっちのハイレベル過ぎだろう。やわな日本人は付いていけない。付いていけるのは名古屋商人だけだろうか。

 

EU離脱と円の為替動向
 
6月1日
6月23日
6月24日
24最低
7月5日
6/1対7/5
ポンド
157.885
157.736
139.908
133.174
132.510
-16.1%
ユーロ
122.541
120.886
113.578
109.554
112.670
-8.1%
米ドル
109.542
106.110
102.313
98.907
101.726
-7.1%
人民元
16.616
16.106
15.398
14.878
15.193
-8.6%
マイナスは円高を示す。
こんなに円高になってしまえば、輸出企業の利益は吹っ飛んでしまうことだろう。

[ 2016年7月 6日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ