アイコン 清水建設 水増し発注認定で20億円の申告漏れ指摘される

スポンサード リンク

清水建設が、東京国税局の税務調査を受け、下請会社への水増し発注などで2015年3月期までの5年間に約20億円の申告漏れを指摘されたことが5日分かったと報道されている。追徴税額は過少申告加算税を合わせ約5億円とみられる。
清水建設は複数の工事で、下請会社に業務にかかる費用を水増しして発注するなどしていた。実際には必要のない費用が売上原価として計上されていたため、同社の所得を圧縮する結果となり、国税局は申告漏れに当たると判断したもよう。
以上、
ゼ ネコンは、現場利益の工面から、下請会社に追加工事など支払わないケースが多々あり、そうした帳尻合わせに、別工事で水増し請求させたりする。今回の事案 がどういうものか不明だが、下請会社の多くが、実態は不良売掛金の未収受掛金を計上している。税当局は建設業の現場の実態も理解して対応すべきではないだ ろうか。

知り合いのスーパーゼネコンの名義人の下請業者は、5千万円超そうした追加工事などの未収売掛金が積もり積もって、資金繰 りの悪化を招き、ゼネコン側に対して開き直り請求したところ、3千万円ほど入金があり、資金繰りが追いついたという。今は大手ゼネコンが大儲けしており、 そうした追加工事であっても、未払いはないと思われるが、以前はよくある話だった。また、追加工事であっても金額を事前に取り決めず工事を行い、支払って もらえなかったことはいくらでもあった。

<裏金作りの場合>
 水増し発注は、裏金作りでもよく利用されるが、スーパーゼネコンは、自らはそうしたことは行わず、息のかかった業者間で行わせ、現生をバックさせている。現金でのやり取りであり、足は付かない。その分発注額を高くしているが、建設現場の見積もりや発注額が少々大きくなったとしても、第3者の税当局が見てもわからない。息のかかった業者が素人では、証拠を揃えておらず、税当局の反面調査で追及され、あっさり喋るところもあり注意を要する。最近は当局が煩く、そうした危険性があることから下請けと孫請け間やペーパーカンパニーと下請け・孫請け間などでで行わせている。
昔は、ゼネコンの裏金作りで下請けは、一円の得にもならず、その分利益が出て、税金を持っていかれることから、迷惑料込みとして、回収額の倍額をプラスして発注していた。しかし、バブル崩壊以降、ゼネコンも儲からなくなったことから、そうしたことは止め、見積額を値切らない程度で下請業者や孫請け会社は利用されている。

清水建設の水増し発注の本当の理由はどうだろうか。
 

スポンサード リンク
[ 2016年7月 6日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ