湖北省武漢市民政局の統計によると、7月5日午後8時の時点で、豪雨災害により市内12区で73万人が被災し、直接経済損失は21億9300万元（約331億3623万円）となっている。

7月6日、再び強い降りに見舞われた同市では午前10時、週間降雨量が観測史上最高記録を更新した。同夜10時には、武漢関の水位は28.26メートルに達し、すでに警戒水位を96センチ超えている。すでに武漢市全域がマヒ状態となっていると人民網が伝えている。

武漢関は長江(揚子江)の関、武漢では長江の本流に長江最大の支流漢江が合流する。

５日午後５時の時点で、中国国家減災委員会と民政部（省）は、豪雨による洪水の被害が深刻な湖南省(省都：長沙市)、その西側の貴州省(省都：貴陽市)に対して、国家４級災害救助緊急時対応措置を緊急発動している。

５ 日午前9時時点で、6月30日からの豪雨の影響で、長江中・下流域の11省（自治区、直轄市）67市（自治州）331県（市、区）における洪水や風·雹、 地滑り、土石流などによる被災者は2333万5000人。128人が死亡し、42人が行方不明になっている。また、134万2000人が避難し、59万 6000人が生活面での緊急支援を必要としている。直接経済損失は381億6000万元(約5724億円)。