アイコン 五島沖で国内最大の潮流発電の実証実験 九電みらいエナジーら

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九州電力子会社で再生可能エネルギー事業を手掛ける九電みらいエナジーは26日、長崎県五島市沖で、潮の流れを利用した発電の実証実験を始めると発表した

当 事業は、環境省の「2016年度潮流発電技術実用化推進事業」として委託を受けた事業で、事業統括を担う九電みらいエナジーほか、新日鉄住金エンジニアリ ング、長崎海洋産業クラスター形成推進協議会、オープンハイドロ・テクノロジー・ジャパンのコンソーシアムで実施される。  

出力は2千キロワットを想定しており、潮流発電としては国内で最大規模。
本年度から準備を進め、2019年度の運転を目指す。
潮流発電は、再生エネの中でも天候に左右される太陽光や風力と違い、年間を通じて安定した発電ができるとされ、政府も導入に力を入れている。総事業費は、本年度からの4年間で30億円以上を見込む。

実施する潮流発電は、発電設備を水深40メートル前後の海底に設置。発電機は重さが約1200トン、ローターが直径約16メートルあり、1分間に10~16回転する。

新日鉄住金エンジニアリングが、海洋鋼構造物の基礎構造物設計・製作・施工を行うとともに、すでに営業運転している欧州企業のオープンハイドロ・テクノロ ジー・ジャパン(母体はアイルランド)が製作した発電機の輸送・据え付けおよび精緻な潮流予測に基づく発電量予測手法の開発など多岐にわたるエンジニアリ ング業務を担当する。

今年7月には、海洋再生エネルギー関連コンサルティングの英アクアテラ(スコットランド・オークニー諸島)が九州進出している。
日本の海洋環境調査会社と提携、長崎・五島列島沖などで海底の地形や潮流など九州の海況に関するデータベースを年内にも構築する。
同社は海洋環境を調査する渋谷潜水工業(水中バックホウ所有、神奈川県平塚市、代表:渋谷正信)と提携している。

英アクアテラ社は、データベースやコンサルのノウハウを活用し、「潮流発電」や「洋上風力発電」など海洋再生可能エネルギーの実用化を後押しする。

五島沖では、環境省の「長崎五島沖洋上風力発電事業」も行われており、戸田建設、日立製作所、芙蓉海洋開発、九州大学、海上技術安全研究所が担当している。

潮流発電の実証実験

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[ 2016年7月27日 ]

 

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