アイコン (株)エモト(山口)/特別清算

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Sクラス鉄骨工事会社の(株)エモト(山口県防府市浜方283-1、代表清算人:尾崎正樹)は7月29日、山口地方裁判所において、特別清算の開始決定を受けた。

負債額は約22億円。

同社は昭和25年11月設立の鉄骨工事業者。東京鐵骨橋梁の子会社として鉄骨の製作から施工まで行うほか、橋梁工事なども手がけ、大手ゼネコンなどから受注していた。

バブル期には約170億円台の売上高を計上したこともあったが、その後はバブル崩壊、建築需要の低迷から、業績を悪化させ、平成11年5月に負債額約192億円を抱え会社更生法の適用申請、東京鐵骨橋梁がスポンサーとなり再建を進め、21年に3月に更生計画を終了させていた。

しかし、その後は競争激化で不採算工事の増加、外注費の高騰もあり、赤字が続き債務超過に、痺れを切らした親会社の東京鐵骨橋梁が昨年9月同社から事業を譲り受け、東京鐵骨橋梁・防府工場として糾合、同社は今年4月解散を決議していた。

エモトはゼネコンの言いなりになる体質から会社更生法で再建されたにもかかわらず、経営体質の修正ができなかったようだ。今ではゼネコンは驚異の利益をあげている。

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[ 2016年8月 9日 ]

 

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