アイコン ウーバー 元グーグル自動運転車開発者の「Otto」を子会社化 ボルボとも提携

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配車サービスの米ウーバー・テクノロジーズは18日、自動運転トラックの開発を手掛ける新興企業のオットーを買収したと明らかにした。
また、自動運転車の開発で中国・吉利汽車傘下のボルボ・カー・グループ(ボルボの乗用車部門がフォードに売られ、・吉利に転売された)と提携したことも発表した。投資規模は3億ドルで、双方でほぼ折半するという。
ウーバーのトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)はブログで「ウーバーには自動車生産の経験がないため、提携は当社の自動運転戦略に不可欠だ」とコメント。

CEOによると、オットーの創業者の1人であるアンソニー・レバンドフスキ氏が今後、ウーバーがサンフランシスコ、パロアルト、ピッツバーグで進めている自動運転車の開発の指揮をとる。荷物の配達やトラック輸送のほか、配車サービスへの自動運転導入も検討中という。

レバンドフスキ氏は、米アルファベット傘下のグーグルの自動運転車部門のプロダクトマネジャーを務めていたが、今年に入りオットーに加わるため退社していた。

関係者によると、ウーバーはピッツバーグで今月末までに自動運転試験を開始する予定で、一部の顧客はピッツバーグ市街で携帯電話を使った自動運転車の配車サービスを利用できるという。
オットーは、シリコンバレーに本拠を置いており、現在の従業員数は100人弱。5月時点では約40人だった。同社はこれまでに高速道路向けに開発された自動運転トラックの走行試験を実施している。
ウーバーとの合意に基づき、オットーの現従業員はウーバーが自動運転トラック事業で得た利益の20%を受け取ることになる。

<Otto>
オットーは、自動運転カーの開発に取り組むグーグルの20年の実用化というタイムテーブルに対して不満から独立したベンチャー企業。
グーグルマップの元製品責任者リオー・ロンと、グーグルの自動運転車部門の元技術責任者アンソニー・レバンドフスキの2人。
自動運転技術をより早く導入できる分野として、長距離輸送トラックに目をつけ、今年1月に自己資金でOttoを設立した。
彼らは、トラックオーナーにソフトウェアやセンサー、カメラ、レーダー、LIDAR(光レーダー)、自動操縦とブレーキ技術のパッケージを提供し、単独・長距離・高速道運転の多い超大型トラックでも自動運転を可能にするという。

トラック世界生産ランキングは、
1、ダイムラーAGが世界シェアの15%
2、インドのTATAが8%
3、Dongfeng Motor(東風汽車)が6.5%
4、VWグループのMAN・Scaniaの計が6.5%
5、VOLVOが6.5%
6、FAW(第一汽車)が5%
7、Paccarが5%
8、CNHTC(中国重型汽车集团)が4%.

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[ 2016年8月19日 ]

 

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