アイコン 中国のゾンビ企業 工業系で約2万7千社 2013年時点

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中国の研究機関がまとめた企業研究リポートによると、全国の工業企業約34万社のうち、実質的に経営破綻している「ゾンビ企業」が、2013年時点で7.9%の約2万7000社に上ったことがわかった。

中国人民大学の研究センターが、企業損益や銀行からの借り入れ状況などをもとに、独自の基準で集計した。

上場企業についても同様の手法で調査したところ、全2865社のうち14.4%にあたる412社がゾンビ企業と認定された。比率が高かったのは、過剰な生産設備の解消に苦しむ製鉄業で51.4%に達し、不動産が44.5%、建設業が31.8%と続いた。
以上、報道参照

2015年では、中国経済は内外需ともさらに深刻になっており、ゾンビ企業は倍増しているものと見られる。

ただ、ゾンビ企業はシャドーバンキングなどから高利の資金借り入れで生き繋ぎ、生産活動を続けており、過剰生産の原因となっている。こうしたゾンビ企業には多くの国営企業も含まれる。

 中央政府も構造改革を打ち出し、企業も老朽化した工場設備などの閉鎖を応じて行っている。ただ、鉄鋼価格は今年値上がりし、形式的に工場を閉鎖しているものの、工場不動産を売却したように見せかけて、経営者などの名前を変えただけで実質稼動させている。そのため鉄鋼などは今年、過去最高の生産量の勢いとなっている。その過剰生産分は、輸出へ振り向けられる。

中国で過剰生産整備の構造改革を本格的に行うためには軍隊でも派遣しない限り、企業と地方政府との癒着はいくら腐敗撲滅を叫んでもなくならず、生産量は拡大するのみ。

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[ 2016年8月 1日 ]

 

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