現役でプレーしているイチローとヤンキースのアレックス・ロドリゲス選手、それに、一昨年現役を引退し、まだ投票の対象になっていないデレク・ジーター氏を除いた２７人のうち、アメリカ野球殿堂入りを果たしていないのは、野球賭博に関わっていたとして大リーグ機構から永久追放処分を受けたピート・ローズと、ドーピング疑惑が取り沙汰されたラファエル・パルメイロ氏の２人だけ。

大リーグ機構によると、ヒット数の上位３人は野球賭博のピート・ローズが４２５６本、タイ・カッブ氏が４１９１本、ハンク・アーロン氏が３７７１本となっている。

＜イチロー ２０００年に大リーグに＞
イチロー選手は愛知県出身の４２歳。１９９２年、愛知県の愛工大名電高校からドラフト４位でプロ野球のオリックスに入団した。
元西鉄ライオンズのオリックス仰木彬監督に育てられ、独特の振り子打法でプロ３年目の９４年から７年連続で首位打者のタイトルを獲得し、２０００年にポスティングシステムを経て大リーグのマリナーズに入団した。
大リーグでも卓越したバットコントロールと俊足を生かして２００１年の１年目からレギュラーとして活躍し、２４２本のヒットを打って新人のシーズン最多安打記録を更新したほか、首位打者と盗塁王のタイトルを獲得し、リーグの新人王と最優秀選手にも選ばれた。
さらに、２００４年には、大リーグのシーズン最多安打記録を更新する２６２本のヒットを打って、２回目の首位打者のタイトルを獲得した。
大リーグ５年目の２００５年には大リーグ通算１０００本安打を達成、大リーグ６９６試合目での１０００本安打は、１９００年以降、大リーグが現在の形になってからは３番目に早い到達。
２００９年、大リーグ９年目には１４０２試合目で２０００本安打をマーク、２０１０年には、大リーグ初の１０年連続２００本安打を達成した。
２０１２年のシーズン途中に、１１年余りプレーしたマリナーズから交換トレードでヤンキースに移籍したが、控えの外野手に位置づけられ、出場機会は次第に減っていた。
２０１３年には、日米通算でヒットの数を４０００本の大台に乗せた。
そして、昨年、初めてのナショナルリーグとなるマーリンズに移籍したが、代打中心の出場で９１安打、打率２割２分９厘、盗塁１１と、いずれも大リーグ１５年目で最も低い数字にとどまっていた。
それでも徹底した体調管理と試合に向けた心身の鍛錬を続け、今シーズンは５月下旬に１試合４安打を２回記録するなど調子を上げて、６月１５日には日米通算の安打数を４２５７本とし、野球賭博のピート・ローズの持つ大リーグ通算最多安打記録を上回った。
今シーズンはここまで３割を超える打率を残している。
以上、報道参考

おめでとうとしか言いようがない。努力の人。