熱海温泉「ホテル水葉亭」も8月営業終了へ 「後楽園ホテル・みさき館」も 破綻
熱海市伊豆山の「ホテル水葉亭」が8月末で営業を終了することが分かったと報道されている。
「ホテル水葉亭」は今年になり、再建に向け再生ファンドと交渉していたようだが、再生ファンド側が足下を見た条件を提示し、ホテル側がそれを拒否し決裂したと見られるという。再生ファンドの裏には債権者の金融機関が存在しているものと見られる。
熱海有数の大規模ホテルの閉館では、同じく8月末に「熱海後楽園ホテル みさき館」の営業終了もあり、地元観光業者は、団体客の受け入れ先が減ってしまう。観光への影響もあるだろうと不安視している。
<水葉亭>
静岡県熱海市伊豆山190-1
1951年地元資本により開業。
施設は、地上11階建。70室以上の客室と7本の自家源泉を有する。多彩な浴槽を備えた「王朝大浴殿」と相模湾を一望できる露天風呂などが名物。100人規模の宴会場もあり、県内外だけでなく、地元の団体からも多く利用されてきた。
以上、報道参照
インバウンド効果が熱海には限定的になっているようだ。やはりインバウンド効果は格安ホテルか、純和風に歩がありそうだ。ただ、温泉は室内露天とも豊富な水葉亭でもある。
当ホテルは今後売却されるものと見られるが、一部老朽化した部分があり改修工事が必要とされる。また、温泉水の配管時期も考慮すれば大がかりな改修工事になるかもしれない。
債権を持つ金融機関は、債権回収会社に債権を超格安で売却し、購入会社と債権回収会社との交渉がスムーズに行えるようにすべきだろう。金融機関は、そうしなければ不良債権処理から同社を破綻させる可能性もある。
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