アイコン 使い物にならず韓国武装ヘリ「スリオン」(KUH1) 名品兵器が結氷問題

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韓国武装ヘリ「スリオン」(KUH1)韓国軍が「韓国製の名品兵器」と宣伝してきた韓国型機動ヘリ「スリオン」(KUH1)が、今年初めに米国で実施された結氷テストを通過でき ず、第一線部隊への納品が全面ストップしていることが22日までに確認されたと韓国紙が報道している。
「スリオン」(KUH1)には、開発資金だけでも1兆3千億ウォン(0.091円)投じられ、すでに50機実戦配備されている。
実戦配備されている機の安全が問題になるのはもちろん、今後の量産や輸出にも大きな支障を生むことになった。

韓国国会の国防委員会に所属する与党セヌリ党のイ・チョルギュ議員が最近防衛事業庁(防事庁)から入手した資料によると、「スリオン」は昨年10月から今年3月にかけて、米国ミシガン州で「機体結氷テスト」を受けた。
気温5度からマイナス30度という低温多湿な環境で、「スリオン」の飛行の安全性を確認する試験だった。
その結果、エアインテーク(空気取り入れ口)などに許容値を超える氷 (100グラム以上)が付いてしまう着氷問題が見つかった。
冬場のじめついた環境における「スリオン」の機動能力は、不合格判定を受けた。

<エンジン納入のGEも懸念>
エンジンを納品しているゼネラル・エレクトリックによると、こうした氷がエンジンに吸い込まれた場合、エンジンのブレード(放射状に取り付けられたたくさんの羽根・airfoil)が破損し、エンジンがきちんと動かなくなる。
このため韓国国防部(省に相当)と防事庁は最近、「スリオン」を作っている韓国航空宇宙産業(KAI)に対し、納品中止の指示を出した。

こうした状況にもかかわらず、
KAI側は、「今回の結氷試験は、零下数十度 の低温と、氷ができやすい非常にじめじめした環境の下で行われた。不適合判定を受けはしたが、冬場にさほど寒くならず、乾燥している韓半島(朝鮮半島)で 運用する分には問題ないだろう」とコメント。また、「結氷試験は、輸出拡大のための選択事項。冬のない東南アジアや中東などには販売することができる」と主張していると問題意識が欠落したままになっているという。

航空気象庁の関係者も、「韓国では、霧が多い初冬(11~12月)や初春(2~3月)に高度600~900メートルでヘリの着氷現象が起こる。ヘリの運用部隊を訪問して、着氷関連の相談を行っている」と語った。
昨年12月には、陸軍航空学教教育中に「スリオン」が、不時着したことも着氷現象が原因ではないかといわれている。

陸軍本部も着氷を懸念して、「スリオン」の使用教範に「着氷が起こったら、速やかに当該地域を離脱すること」という内容を書き込んだことが確認された。

防衛事業庁の資料によると、今回の試験で指摘された着氷問題を解決するために交換しなければならない部品は全部で7つ。うち空気吸入口など3つは設計からやり直さなければならず、改善が完了するまでには約2年はかかるものと見込んでいる。

2013年5月22日、韓国製武装ヘリコプター「スリオン」は、朴大統領も出席して実戦配備の記念式典が忠南道の論山陸軍航空学教で行われた。

<スリオンの概要>
「スリオン」は、完全武装人員9人が搭乗し最高時速272キロで2時間30分間飛行することができる。作戦半径は440キロで、韓半島全域での作戦が可能。長さ19メートル、高さ4.5メートル、最大引き揚げ能力は2.7トン。韓国軍に50機納品されている。
1機あたりの価格は185億ウォン(約17億円)で、韓国軍では、23年までにさらに5兆ウォン(約4,600億円)を投じて約200機を追加生産する計画を立て、約300機の輸出を計画していた。
韓国航空宇宙産業(KAI)は、1997年のアジア通貨危機でIMFの管理下に置かれた韓国では、1999年に財閥が解体され、3財閥の航空宇宙分野(現代宇宙航空、三星航空産業、大宇重工業)が統合され誕生した国策軍事企業。
以上、韓国各紙参照

韓国の場合、武器開発には、膨大な資金がかかるため、常に開発資金を取り戻すために輸出を念頭に置いている。
しかし、武器や艦船を建造する大手企業であっても、軍の要求性能を下回っても、不正のため平気で納品されている現実もある。下請けから、メーカー、発注者、議員に至るまで不正が行われており、根の深い木になっている。
品質不合格品の納入、品質証明書の偽造による納入、性能不足の旧機器の納入などなど・・・、こうしたことから原発でも大問題となり、韓国軍でも戦車・軍艦を含め武器の性能は、問題を抱え続けている。

不正は、朴大統領になって改善されつつあるが、上記KAIの見解のように、問題意識すらほとんどないのが実情。不正・賄賂は日本のように巧妙になり水面下に隠れただけともされている。
KAIにしても「スリオン」は、戦場で使用される戦闘機動ヘリであり、想定される条件下で試験飛行したデータにより把握していたと見られるが・・・、安全面から初歩的なこうした問題すら解決していない武装ヘリを軍に納品していたようだ。
KAIは、極端な寒冷気象条件での作戦行動能力について、氷点下32℃未満の周囲温度環境における「スリオン」の行動能力を検証するため、2012年12月24日から2013年2月7日にかけてアラスカで約50回の飛行テストを実施、合計121項目に及ぶ低温テストをクリアしていた。・・・問題となっているのは結氷、寒すぎて空気が乾燥している冬のアラスカで試験飛行しても結氷問題はほとんど発生しない。

<危機が迫っている>
アメリカをターゲットに開発され、性能が格段に上がってきている北朝鮮のミサイルと核開発、米軍が北朝鮮の移動式ミサイルや核開発施設(寧辺核施設と豊渓里核実験施設)などをいつピンポイント攻撃するかわからない状況に突入している可能性がある。
ただ、肝心の中国が、北朝鮮とコミュニケーションが取れておらず、攻撃後の対応に難題があり続けている。(核爆弾開発に必要な部材が中国企業から納品されている事実も発覚しているが、中国の中央政府は、腐敗摘発に名を借りた権力闘争に明け暮れ、自国企業さえコントロールできないのが実態でもある。習と正恩はトップに就任後一度も会談さえ行っておらず黙認しているとは言いがたい)
急襲して拘束できれば別だが、生き延びた場合、報復に死にもの狂いで韓国へ攻撃を仕掛けるのは必至、再び南北戦争に突入する可能性もある。
朝鮮民族は性格的には同質、執拗で激しいのは徹底した一族根絶やしなど歴史が証明している。その性質・性格は一種の盲目的な宗教的なところまで昇華させる。
 

[ 2016年9月24日 ]
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