政務活動費⇒政活費⇒生活費 自民党が政活費の使い道の適正化へ
自民党の二階幹事長は、富山市議会の自民党会派で政務活動費をめぐる不正が相次いで明らかになったことを受けて、党所属の地方議員に対し、政務活動費の使い道の適正化を図るよう、近く通達を出す考えを示した。
政務活動費をめぐって、富山市議会の自民党会派では、所属する議員が、市政報告会の菓子代などを水増しして報告して不正に受け取っていたことが相次いで明らかになり、これまでに3人が辞職していた。
これについて、二階幹事長は、「使い道や収支報告は一定のルールに従って行わなければならず、国民から後ろ指をさされるようなことにならないよう、生活を含めて襟を正さなくてはならない」と述べた。
そのうえで、二階氏は「党所属の各レベルの議員に対して、お互いに襟を正して、しっかりやっていこうという通達を出すべく指示した」と述べ、党所属の地方議員に対し、政務活動費の使い道の適正化を図るよう、近く、通達を出す考えを示した。
以上、
国会の政党には、選挙には金がかかるとして政党に対して選挙の助成金なるものが1994年法成立、国民一人当たり250円(決定)×1.26億人(変動)=315億円が政党に対して毎年支払われている。この政党助成金の使用に当たっては領収書が何も要らない。
政務活動費は2000年から地方議員たちに導入されたもの。今やエロ本買ったり、パンツ買ったり、大量に切手を購入してこうそり売却したり、夫婦旅行に使ったりと生活費になっている。
領収書もあったとしても改ざんされたものも多く、また偽装の領収書も多い。
本来、政務活動費導入時点で、使用内容の細目化をはからせ、領収書の添付は当然のこと、改ざんや偽装したときの罰則規定も必要だったのだろうが、議員たちは自分たちの首を絞めるようなことはけってしない。ザルだらけの政務活動費。
富山県議会議員の辞職は全国で見てもマレ。前都知事さえ当理由では辞めなかった。
いまだ外遊視察も交代交代で認められている地方議会が多い。海外視察では、(議会担当市職員がセットしている)実際のところ、視察目的1、観光目的10の割合、その視察報告書では、1で受け取った相手先のパンフは外国語で読めず、常にウキペディアの内容が利用されている程度のもの。外遊視察は積立金なしの企業の社員旅行のようなものだろう。
議員さんになるメリットは、いろいろな表裏の恩典も付き、先生とも呼ばれ、一度やったら辞められないとは昔から言われていること。アベノミクスによる大公共投資では、恩恵を受けた国会議員さんや地方議員さんたちが大量に創出されたものと見られている。
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