アイコン 中国の鉄鋼大手2社合併へ 世界2位へ 宝山と武漢

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0921_12.jpg中国は、鉄鋼の余剰生産に構造改革を進める中、過去最高の生産量に至っている。中央政府に、産業の監督能力はないようだ。
中国共産党の機関紙も、「安い鉄鋼製品は、輸入する国にとって役に立つ」と開き直った見解を掲載したりしており、本音は何もしないのだろう。
「構造改革してますよ」と、生産設備の廃棄もせず合併させたところで、生産量を調整しないことには、単なるポーズに過ぎず、世界から反発を買うだけだろう。

中国の鉄鋼大手で国内2位の「宝山鋼鉄」は20日、同6位の「武漢鋼鉄」を吸収合併すると発表した。
合併時期や新会社の名称は明らかにしていないが、生産量では、世界第2位の巨大メーカーが誕生することになり、世界的な業界再編につながる可能性もある。
両社はともに中国政府が直轄する国有企業で、6月末から合併の検討に入っていた。
世 界鉄鋼協会によると、2015年の宝山の粗鋼生産量は3,493万トン、武漢は2,577万トン。合計すると6,000万トンを超え、現在世界2位の河北 鋼鉄(中国、4,774万トン)や3位の新日鉄住金(日本、4,637万トン)を抜き、1位のアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク、9713万トン) に次ぐ規模になる。
以上、報道参照

新日鉄の極秘技術であった方向性電磁鋼板の製造技術は、韓国のポスコが新日鉄からスパイし、ポスコの社員がその技術をさらに宝山鋼鉄に売却していた。ポスコがその社員を訴えたが、その社員がポスコに対して、新日鉄からポスコは盗んだ技術であり、訴えられる筋合いはないと裁判で証言したことから、すべてが発覚した。こうして新日鉄の極秘技術がタダ同然で中国へ渡ってしまった経緯がある。
日本の最新技術など盗むのは意外と簡単なのかもしれない。

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[ 2016年9月21日 ]

 

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