アイコン 今年の日本のノーベル賞候補者たち

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今年も日本のノーベル賞候補者たちで大騒ぎになっている。
<生理学医学賞では>
1、京都大学の本庶佑客員教授、体内の異物に対抗する免疫のブレーキ役たんぱく質の「PD―1」を発見した。
特定の分子PD-L1と結びつくことで、T細胞の活性が抑制されるのを突き止めた。さらに、抗PD-1抗体や抗PD-L1抗体で結合を邪魔すると、マウスの体の中でがんを攻撃する活性が高まり、がんの有効な免疫治療となる可能性を世界で初めて示した。
このたんぱく質の働きを抑えると、免疫細胞によるがんの攻撃が再活性化することを発見し、小野薬品工業の抗がん剤「オプジーボ」開発につながった。

2、細胞内の小胞体がたんぱく質の異常を検出・修復する仕組みを解明した京都大学の森和俊教授。

3、細胞が自身のたんぱく質を分解・再利用するオートファジー研究の第一人者である東京工業大学の大隅良典栄誉教授、

4、脳活動を計測する「機能的磁気共鳴断層撮影装置」の基本原理を発見した東北福祉大学の小川誠二特任教授。

<物理学賞では>
1、東京工業大学の細野秀雄教授は「鉄が超電導になる」ことを初めて発見。超電導の常識を覆した。

2、磁石の性質を持つ半導体を開発し、「半導体スピントロニクス」の基礎を築いた東北大学の大野英男教授も注目の研究者。次世代の省エネルギー素子の実現が期待される。

3、東京大学の十倉好紀教授は、磁性や誘電性など複数の性質を併せ持つ「マルチフェロイック物質」を発見。現在、メモリーへの応用研究を進めている。

<化学賞では>
1、飯島澄男名城大学終身教授がNEC時代に発見したカーボンナノチューブ(CNT)。CNTは91年に発見され、物性がわかると応用研究が世界に広がった。先にノーベル賞を受賞しているフラーレンとグラフェンと並び、長年有力候補に挙げられてきた。

2、NDFEB(京都市)の佐川眞人社長。82年に住友特殊金属(現日立金属)で「ネオジム磁石」を発明。「ネオジム磁石」は、電気自動車や風力発電、ロボットの普及に貢献した。発明から30年以上最強の磁石として君臨している。

3、リチウムイオン電池の原型を確立した旭化成の吉野彰顧問

4、光触媒を開発した藤嶋昭東京理科大学長
らが有力候補に挙がっている。

以上、
ノーベル財団が蓋を開けなければわからない。
学術論文の先進性・独創性・引用数はもちろんのこと、研究成果が現在どのように人々や未来に役立っているのかも評価対象の一つになっている。
ノーベル賞は、亡くなったら受賞できない。受賞が発表され、びっくり死した場合はどうなるのだろうか不知。

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[ 2016年9月27日 ]

 

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