アイコン イプシロン2号機 年末か来春早々ジオスペース探査衛星を打ち上げへ 内之浦

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内之浦宇宙空間観測所から小型ロケット「イプシロン」2号機で打ち上げられる予定の、新しい探査衛星が完成し、機体が公開された。
この衛星は「ジオスペース探査衛星」と呼ばれる、JAXA=宇宙航空研究開発機構が、約80億円をかけて開発したもので、完成した機体が神奈川県のJAXA相模原キャンパスで公開された。
衛星は、縦横約1.5m、高さ約3mで、宇宙空間を飛び交う放射線などを観測する9つの装置を搭載している。
JAXAは、地球周辺の高度3千キロから3万キロの範囲の宇宙空間では放射線が激しく飛び交い、人工衛星の故障の原因にもなっていて、この衛星で放射線の方向や強さなどを詳しく調べてメカニズムを解明し、対策に役立てたいとしている。
この衛星は、年末か来年の初めごろに、内之浦宇宙空間観測所から小型ロケット「イプシロン」2号機で打ち上げられる予定。
JAXAでは、将来の宇宙開発に向けて、人工衛星や宇宙船に大きな影響を与える地球周辺の放射線の状況を詳しく調べることが欠かせず、この衛星で基礎的なデータが得られるよう努めたいとしている。

<イプシロンロケット機>
JAXAでは、イプシロンを段階的に開発し、徐々に目標に近付けていくという方法を採っている。まず自己診断機能やモバイル管制といった新技術の実証を行う試験機の「E-X」を開発し、続いて高性能化と低コスト化を狙った試験機「E-I´」(イー・ワン・ダッシュ)を開発、そして最終的にその高性能化と低コスト化を実現させた完成形「E-I」(イー・ワン)を開発するという。
当初の計画では、2014年9月に打ち上げられた1号機がE-X、続く2号機と3号機がE-I´、そして4号機以降がE-Iになるという。(1号機は福岡でも観測された)

<イプシロンロケット機>

[ 2016年9月30日 ]
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