アイコン 阿蘇山大爆発 噴煙1万1千メートルに達する 京都大学でも予見に限界

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8日01時46分に発生した阿蘇山の大爆発、噴煙は上空1万1千メートルに達し、ふもとの街には噴石が降り注いだ。
夜明けとともに、熊本県阿蘇市などが一面、火山灰で覆われている様子が明らかになった。熊本地震(4月14日以降)から間もなく半年で被災から立ち直りつつあった住民は、度重なる災害にやり切れない表情を浮かべている。

<予兆>8日01時30分、火山活動解説資料発表
10月7日21時52分に発生した爆発、火山性微動の最大振幅(中岳西山腹観測点)は118μm/s で、火口から西側1.2kmの古坊中観測点で27Paの空振が発生した。
昨年9月14日の噴火では、火山性微動の最大振幅は128μm/s、空振は32Paであり、この噴火の規模と比較してやや小さいと考えられる。
火山性微動の振幅は、4日から概ねやや大きな状態で経過し、7日10時頃からはさらに大きく
なっていた。
火山性地震は10月2日以降概ね多い状態で経過した。
火山ガスの状況は、中岳第一火口では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量の多い状態が続いています。7日に実施した現地調査では、1日あたりの放出量は15,000 トンと非常に多い状態だった。
・地殻変動の状況は、GNSS連続観測では、草千里を挟む基線で、2016年7月頃からわずかな伸びの傾向が認められており、深部のマグマだまりの膨張の可能性が考えられる。としていた。

<爆発>8日01時55分、火口周辺警報発表
阿蘇山の中岳第一火口では、8日01時46分に爆発的噴火が発生した。
噴火により1kmを超える広い範囲に噴石が飛散した可能性がある。このため、01時55分に阿蘇山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。
火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に要警戒。
火口周辺では、強風時に小さな噴石が2kmを超えて降るため、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石及び火山ガスにも要注意。
気象衛星によると、高さ11,000mの噴煙を観測した。このことから、降灰予報を03時15分に発表した。
以上、
 
 阿蘇山は、熊本大地震により火口下のマグマ塊が刺激された可能性も指摘されていた。

 今回の深夜の大爆発、深夜であろうと雨模様と、晴れていたら観測できる爆発規模さえ把握できない。少なくとも今の技術でも、把握できるようにしてもらいたいものだ。
遠い宇宙へ衛星を飛ばし、星に着陸させ、帰還させる技術があり、また宇宙の星の成分が観測できる時代、各種線や粒子観測で可能なはずだ。宇宙に奔走する日本は、欧米とは一線を画し、日本のリスクでもある火山や地震、地球内部にメスを入れることが必要だろう、

自然のこうした活動の対策として、国は予算と英知を注ぎ込んでいるが、その研究成果は、見えない地下の動きに、まだナマズにも劣る状況が続いている。見える宇宙や人の身体のようにはいかないのだろうか。熊本大地震以降、凝り固まった地震学者も黙りこくっている。
今回も7日の爆発直後の時点でも、国民に対して緊急の注意・警報すら出していなかった。

気象庁は、大爆発してから警戒レベルを3に引き上げても、現実被害がおびていたら何にもならない。御嶽山のように観光への影響ばかり意識して、国民の安全に対する注意情報すら流さない自治体、それに迎合する肝心の情報を持つ気象庁や監視する大学の構図は、今もなんら変わっていないのかもしれない。

阿蘇山

<↓ 平成27年9月14日09時49分の阿蘇山爆発>
噴煙の高さは2千メートル、今回の爆発が以下に大きかったか想像できよう。

阿蘇山

[ 2016年10月 9日 ]
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