アイコン 中国国営「東北特殊鋼集団」破綻 負債額約8千億円 ゾンビ企業の代表格

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業績の悪化から債務不履行を繰り返し、いわゆるゾンビ企業の代表例として動向が注目されていた中国国有の大手鉄鋼メーカー「東北特殊鋼集団」が経営破綻し、構造改革を断行する姿勢を内外に「構造改革やってますよと」アピールしたい中国政府の意向が働いたものと見られる。
国営の新華社通信によると、債権者が申し立てた破綻処理手続きを裁判所が10日、受理したということで、グループ全体の負債総額は日本円で8000億円余りに上ると見られる。

東北特殊鋼集団は、自動車用鋼板などを生産し、グループ全体で年間3000億円程度の売り上げがあったが、過去に行った巨額の投資が重荷となったうえ、鉄鋼価格の下落もあって業績悪化、期限内に借金を返せない債務不履行をことし3月以降9回繰り返し、実質破綻状態でありながら地元政府などの支援に頼って経営を続けるいわゆるゾンビ企業の代表例として動向が注目されていた。
今後は裁判所の監督下で、事業売却などを探る。
以上、

中国では再び不動産バブルが生じ、鉄鋼生産が今年4~6月期、過去最高量となっている。自国だけで消費してくれれば問題ないが、こうしたバブル下でも海外へ安価な鉄鋼製品を大量輸出している。
中央政府は1年前から、経営統合・老朽化生産施設の廃止により、大気汚染対策や構造改革で生産も調整しているとしているが、現場は大量生産しまくっている。
中国政府は、大気汚染を見てもわかるとおり、生産調整・構造改革など対外的なポーズのための掛け声だけでほとんどやる気はない。
 

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[ 2016年10月11日 ]

 

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