大阪・阪南市の市議会議員の庄司和雄議員（５１）が、平成２５年５月から今年３月までの政務活動費につき、同じ領収書を使いまわして６６万円を不正受給した疑いが指摘されている問題で、市民オンブズマンは、議員がその前の２年間も領収書を使いまわしていた疑いがあるとして住民監査請求をすることにした。すでに刑事告発もしている。

いずれも、有権者向けに発行する「市政報告書」の印刷などを大阪の印刷業者に発注し代金として毎回１２万６０００円を支払った際に受け取ったものとされ、手書きされた日付は毎回異なっていたが、貼られた収入印紙はいずれも左上の一部が欠けてわずかな傾きがあり、６枚すべてがよく似ているという。また、支払い先の印鑑の左側に過去に記入されていた文字の一部が残って見えているものもあるという。

阪南市は、政務活動費として、議員１人あたり年間１８万円から２４万円をこの３年間に支給しているが、庄司議員はこれらの領収書をもとにあわせて６６万円を受け取っていた。

印刷業者は、「毎回、金を受け取り、領収書も発行したと思うが、なぜすべての収入印紙の同じ部分が欠けていたのかはわからない」と話しているという。（印刷業者は偽証罪に問われかねないことから、「・・・思うが・・・」と逃げられるように回答している。振込み証拠の通帳など示せばよいだろうが、そんなことは印刷業者はしないだろう。なかなかの印刷会社だ）
また、庄司議員は、「支払いは確かに行い、市政報告書も発行していた。 今後は疑念が持たれないようチェックを徹底したい」と話しているという。
なお、当問題については9月24日、庄司議員は、記者会見して謝罪している。
以上、
人のよさそうな議員さんだが、最近はＨＰの更新もせず、４期目に入り、いいころ加減になってきているのだろう。そうしたスキが今回の問題を発生させたともいえる。