電通社員過労自殺 厚労相「地方の子会社も調査」と 電通十規則の裏表
問題の東京バブリンピックを影で演出し続けている天下御免の電通に、昨年入社した高橋まつりさん(当時24、母子家庭・東大卒)が昨年12月、長時間労働のため過労によりで自殺した事件で、東京労働局が今月14日に電通の本社の調査に入ったことを受けて、塩崎厚生労働大臣は「地方の子会社にも立入調査に入るつもりだ。全国の実態を徹底的に究明したい」と述べ、調査の結果によっては厳正に対処する考えを示した。
この問題について、塩崎厚生労働大臣は18日の閣議のあとの記者会見で「過去にも長時間労働で過労自殺があった電通で、再び自殺に追い込まれる事態が起きてしまったことは極めて遺憾だ。働きすぎで命を落とすことはあってはならず、過労死をなくしていく」と述べた。
厚労省によると、調査は電通の本社に加え、全国に3つある支社でも行われているが、塩崎大臣は「支社にとどまらず、地方にある5子会社にも立入調査に入るつもりで、一部ではすでに始まっている。全国の実態を徹底的に究明したい」と述べ、調査の結果によっては厳正に対処する考えを示した。
以上、
電通は「残業時間の短縮」と「全館22時消灯」の方針を社員に通達したという。今後、マックで仕事しろ、家で仕事をしろというのだろうか。
時代に適った外部からの絶対権限の経営者が現れない限り、無理だろう。何せ、電通王国であり、世の道理は通用せぬ王国。同じことはワタミの大将にも通じていた。
こうした電通が、東京バブリンピックのエンブレム問題も招致の裏工作資金も自ら動いた。東京バブリンピックでは、進捗・管理・手配・総監修も行うことがすでに内定している。
業界ではライバルだが巨大イベントでは博報堂は力不足、6:4の割合で博報堂に4やらせたら面白いのだが・・・。
厚労省は、やってますよの標的・ターゲットを電通に定めたようだ。
電通「鬼の十規則」(戦後の昭和26年制定)
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
電通「裏十規則」(制定年不明)
1、仕事は自ら創るな。みんなでつぶされる。
2、仕事は先手先手と働きかけていくな。疲れるだけだ。
3、大きな仕事と取り組むな。大きな仕事は己に責任ばかりふりかかる。
4、難しい仕事を狙うな。これを成し遂げようとしても誰も助けてくれない。
5、取り組んだらすぐ放せ。馬鹿にされても放せ、火傷をする前に…。
6、周囲を引きずり回すな。引きずっている間に、いつの間にか皆の鼻つまみ者になる。
7、計画を持つな。長期の計画を持つと、怒りと苛立ちと、そして空しい失望と倦怠が生まれる。
8、自信を持つな。自信を持つから君の仕事は煙たがられ嫌がられ、そしてついには誰からも相手にされなくなる。
9、頭は常に全回転。八方に気を配って、一分の真実も語ってはならぬ。ゴマスリとはそのようなものだ。
10、摩擦を恐れよ。摩擦はトラブルの母、減点の肥料だ。でないと君は築地のドンキホーテになる。
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