アイコン 船を作れなくなった三菱重工 大型客船撤退表明

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1018_04.jpg三菱重工は、客船では受注額を上回る赤字を露呈、大型コンテナ船では2つ折れポッキー沈没事件(商船三井の所有船)を起こすなど、技術力の低下が極端に落ち込んでいる。満を持して米国へ送り出そうとした飛行機MRJも3回目にしてやっと目的地へ到着させた。しかし、日本にある2号機では10月15日、理由不明ながら能登空港に緊急着陸している。
実質傘下の三菱自動車の技術力は周知のとおり。唯一、ロケットは安全に飛ばしているが、これはJAXAや共同製作会社などの技術陣が総係りしており、自社の独自技術領域は狭い。
結果、技術力を極端に落とし、技術も親方日の丸で利益大の潜水艦や軍艦にシフトしている有様。

三菱重工業は18日、巨額の損失を出した客船事業を縮小すると発表した。
内装工事などの煩雑な大型船の受注を止め、中小型客船の受注に限定する。
液化天然ガス(LNG)運搬船など商船事業では設計や開発を中心にして、建造では今治造船や名村造船所などとの連携を進める。
米系クルーズ会社から受注した大型客船2隻の建造を巡り、2016年3月期までに約2400億円の損失を計上していた。
今後は中小型で部品も日本を中心に調達できる客船に限定して受注する。商船事業では、事業戦略や設計などを中心にする。
現在は、三菱重工本体にある設計機能などの分社化も検討する。大型船が中心の長崎造船所(長崎市)では今治造船、名村造船所と建造で連携する。
客船事業で大幅な損失を計上したことなどを受け、宮永俊一社長兼最高経営責任者(CEO)が統括する「事業リスクマネジメント委員会」を設置することも発表した。
以上、

三菱重工の本音は造船事業を撤退したいだけ、どこかに引き継いでもらうことが、生き腐れ状態の技術陣も再生でき、最善だろう。美味しい軍艦や潜水艦・巡視船の建造などがなかったら、同社は遠に撤退していたことだろう。

こうした技術力をなくした原因は、聖域なきリストラで最重要な開発技術員までリストラした当時の経営陣にあり、また、社員まで三菱という冠に甘んじたこと、三菱という看板だけで長年生きてきた現経営陣にある。

 今や製造業ではMITUBYSHI・三菱のロゴなど1円の価値もない。なくなれば競争相手が1社潰れたと喜ぶ会社ばかりだろう。
 こうしたミツビシの体たらくはすべて代々の経営者に責任がある。
 ・・コポッキー事件では、船主や荷主から巨額の損害賠償請求の裁判を起こされており、同社が引き当てていなかった場合、今期か来期に引き当てを迫られ、赤字の原因となる。

 

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[ 2016年10月18日 ]

 

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