アイコン 米クアルコムがオランダNXPを4兆9千億円で買収

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米半導体大手クアルコムは27日、オランダの同業NXPセミコンダクターズを買収することで合意したと発表した。
負債を含む買収総額は470億ドル(約4兆9千億円)に上り、米メディアによると半導体業界では過去最大の買収。
規制当局の承認を経て2017年末までの買収完了する見込み。

クアルコムは、スマートフォン向け半導体、NXPは自動車や認証端末向けの半導体にそれぞれ強みを持つ。
手を組むことで研究開発を強化し、成長市場の多様な機器をネット接続する「モノのインターネット(IoT)」分野や自動運転車の開発でも主導権を狙う。

ソフトバンクの英ARMの買収にしても、今回のクアルコムにしても、IT分野の核技術を保有する企業を買収ターゲットしているようだ。
 今後、ソフトバンクの10兆円ファンド資金により、どこの会社が買収されるのだろうか。

NXPセミコンダクターズN.V.

(オランダ NXP Semiconductors N.V.、NASDAQ: NXPI)
元々フィリップスの半導体部門をフィリップスが投資家に売却した会社。
今では、世界的な半導体サプライヤで、エネルギー効率、コネクテッド・デバイス、セキュリティ、ヘルスケアの4つの世界的なメガトレンドに対応し、高性能ミックスドシグナルICのほか、ディスクリートなどの汎用製品をグローバルに提供している。
「Secure Connections for a Smarter World:よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクション」の提供を目標に積極的な研究・開発投資を行い、革新的な製品開発に取り組んでいる。

今後のさらなる成長を視野に、コネクテッド・カー(Can/LIN/Flex Ray)、セキュリティ(パッシブ・キーレス・エントリ/イモビライザ)、携帯/ウェアラブル機器、IoTの4つの重点分野での技術革新に注力している。フィリップスから引き継いだカーラジオ、オーディオアンプも世界シェア№1。

こうした分野での積極的な研究開発により、自動車、セキュリティ、コネクテッド・デバイス、照明、産業機器、インフラなどの広範な業界の顧客企業の製品開発をサポートしている。このため、25ヶ国強の世界的な拠点網を有している。
日本法人はNXPセミコンダクターズジャパン(株)で、NXPが提供する各種半導体、関連ソリューションの輸入、販売を行っている。ジャパン本社は東京。
 

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[ 2016年10月28日 ]

 

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