アイコン 米、第3四半期GDP2.9%増 上昇加速 年内利上げ確実か

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在庫や輸出の増加が反映され、個人消費は減速した。

米商務省が28日発表した第3四半期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比2.9%増と、ここ2年で最大の伸び、前期(4~6月)の1.4%増から加速した。

1、GDPの約7割を占める個人消費は2.1%増、伸びは前期の4.3%増のほぼ半分にとどまった。GDPへの寄与度は1.47ポイント。
インフレ調整後の可処分所得は2.2%増(前期は2.1%増)。貯蓄率は5.7%で変わらずだった。

2、輸出は10.0%増と、2013年第4・四半期以来の大幅な伸びとなった。
これは、遺伝子組み換え大豆の輸出が大きく伸びたことが押し上げ要因で、輸出のGDP寄与度は第2・四半期の0.18%ポイントから0.83%ポイントに高まった。ただ、大豆の輸出増は一過性のもの。

3、在庫投資は126億ドル増え、GDPへの寄与度は0.61%ポイントとなった。

在庫と貿易を除く国内最終需要は1.4%増と、前期の2.4%増から減速している。

4、企業の設備投資は1.2%増で、GDPへの寄与度は0.15ポイント。
内訳では、機器への投資は▲2.7%減、前期の▲2.9%減からはマイナス幅は縮小した。
構築物への投資は5.4%増と、前期の▲2.1%減からプラスに転じた。ただし、同項目は昨年、全四半期を通じてマイナスを記録、今年第1四半期も0.1%増にとどまっていたことから、調整後の反動と見られている。

住宅投資は6.2%減と2四半期連続のマイナスとなった。GDPへの寄与度はマイナス0.24ポイント。
個人消費支出(PCE)価格指数は、食品とエネルギーを除いたコアで年率1.7ポイント上昇となった。
以上、ロイターとブルームバーグ参照

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[ 2016年10月29日 ]

 

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