アイコン 10月の貿易収支 2ヶ月連続の黒字 11月は円安加速中

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財務省が発表した10月の輸出額は、前年同月比▲10.3%減の5兆8,699億円だった。輸出額の減少は13ヶ月連続。
10月は、通関ベースの為替レートが1ドル=102円40銭と、前年同月と比べ14.7%円高にふれたことや、輸出がバスやトラックなど減り、3ヶ月ぶりに減少となったことが主な要因。

一方、輸入は、原油価格の下落に伴ってガソリンやLNG=液化天然ガスの輸入額の減少が続いているため、輸入額は前年同月比▲16.5%減の5兆3,737億円だった。

結果、輸出から輸入を差し引いた10月の日本の貿易収支は、4,962億円の黒字と、2ヶ月連続して貿易黒字となった。スマホ向けなどの集積回路の数量は増えたものの、輸出額は▲5.9%減少した。アジアメーカーなどとの競争が激しく、製品の単価が下がっているためとみられる。
鉄鋼は、世界経済が停滞する中、安価な中国製の攻勢もあり▲19.3%の大幅減だった。
地域別の輸出額では、米国が▲11.2%減、アジアも▲9.9%減だった。
以上、

アメリカは、為替操作で日本の交易を調整。ただ、眼下はトランプ米ドル高効果で111円まで円安となっており、11月は原油価格しだいとなる。
10月の輸出数量は2010年を100とした場合92、付加価値が上がれば別だが、付加価値を総じて上げることは不可能。数量も為替しだいだろうが、対ドル円が120円の時も数量は落ちていた。これは、日本の大手製造企業のほとんどが6年前と比べ、海外へ工場進出し、大幅に海外での生産を増加させていることによるもの。日本で大手製造会社が、大規模工場を新設するなど最近聞いたことがない。少子化=需要低迷が進む日本にあり、今後ともこうした現象は続いていく。

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[ 2016年11月21日 ]

 

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