アイコン 火災死亡後も開催続ける HPを即クローズ 外苑の東京デザインウィーク、会社概要ほか

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東京・明治神宮外苑で開かれていたロボットやオブジェなど現代アートの展示イベントで、木製の展示品が燃え、遊びに来ていた5歳の佐伯健仁君が火に巻き込まれて死亡した。晩秋の休日が一転し、会場には消火作業にあたる人たちの大声が飛び交った。
主催者側は、佐伯健仁君が火災に巻き込まれ重大な事態に陥っていたにもかかわらず、関係者は「何かボヤがあったみたいです」と開催を続けていたという。7(月)は臨時中止となっさている。

警視庁四谷署などによると、健仁君は高さ約2メートルのジャングルジムの中で遊んでいたとみられるという。父親や来場者らに運び出されたが、すでに心肺停止の状態だった。焼死とみられる。ジャングルジムの骨組みには、カンナくずが絡みつくように飾られており、ジャングルジム内部から白熱灯でこのカンナ屑やジャングルジムの木組みを照らしていた。

署は電球が発する熱などが原因でカンナ屑から出火した可能性があるとみている。
会場は、明治神宮外苑の軟式野球グラウンド。
企業や大学などが制作した現代アートが複数並べられ、子どもたちが遊べるように開放されていた。燃えたジャングルジムは、日本工業大学の工学部建築学科などの学生が制作した。
昨年は10万人以上が訪れた。
以上、報道、ネット記事参照

カンナ屑を木組みのジャングルジム本体に巻きつけ散らばしたデザイン、それも子供が自由に遊べるようにしていた製作者の日本工業大学建築学科のサークル。
まだ学生であり、建築現場を知らないのは無理もなかろうが、建築現場では、投光器=白熱灯等を工事で設置する場合、近隣には絶対火の気に繋がるようなものがないところに設置する。これは現場の鉄則だ。

当デザインには、同大の先生や先輩の方々も付いていたようだが、照明器具の安全管理については思いも寄らなかったのだろう。子供たちが中に入って遊べるようにしており、カンナ屑をあちこちに動かす、撒き散らすということを前提にしているはずだ。風が強ければ、風でもカンナ屑が白熱灯に接触するだろう。(下記画像でも白熱灯=投光器にカンナ屑が当たっている)

その結果、これまでは、たまたま白熱灯にカンナ屑が接触せず、火災に至らなかったものの、当火災の際には、カンナ屑が白熱灯に直接接触していたと見られ、カンナ屑に火が付き、瞬く間にほかのカンナ屑に火が走り、全体へ瞬時に近い状態で燃え広がったものと見られる。発生時間も点灯して大して時間が経っていない時間帯での火災となっている。

子供たちを遊ばせる遊具ならば、見張り番を付けておくのが常識だろうが、いなかったようだ。(そもそも釘一本で固定するなど作りが雑で安全面にも問題があるように見えるのだが・・・)

東京は暗くなるのが早く、開催時間中に暗くなることから、明かりが必要だったろうが、外部から照らすとか、今では投光器も熱をほとんど持たないLEDが全盛になっており、LEDにすべきだった。しかし、ジャングルジムの製作・設置に当たり全体管理・監修する建築現場を知る専門家がいなく、今回の事態を招いたものと見られる。主催者側の企画会社やNPO側のデザイナー・建築設計士に危険性がわかるはずもなく、料理人・スポーツ選手・俳優・タレント・劇作家等のメンバーもまた同様だ。

今回の火災死亡事件では、過失致死罪が問われる。・・・ただ、経産省が後援し、主催のメンバーも中枢に顔の効く人ばかりであり、単に火災事故として捉え、過失致死事件に至らない可能性もある。それが許されるかどうか・・・。賠償問題とも絡んでくる。

 

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【ABLE & PARTNERS TOKYO DESIGN WEEK 2016】
開催概要
会  場
明治神宮外苑 絵画館前
東京都新宿区霞ヶ丘町2-3
主  催
TOKYO DESIGN WEEK /
DESIGN ASSOCIATION NPO
後  援
経済産業省
特別協賛
株式会社エイブル&パートナーズ
助  成
アーツカウンシル東京
(公益財団法人東京都歴史文化財団)
平成28年度 東京文化プログラム助成対象事業
前  期
2016年10月26日 〜 10月31日
後  期
2016年11月2日 〜 11月7日
※11月1日は終日閉場
入場チケット
一般当日券2,500円、前売券 2,000円
開場時間
11:00〜21:00 ※最終日は20:00まで
鍵をかけてしまったHP
TOKYO DESIGN WEEK詳細はこちら▽
 
会社概要
社名    
TOKYO DESIGN WEEK株式会社
所在地
東京都港区南青山1-17-11
代表者   
代表取締役 川崎 健二
設立   
2015年2月
資本金   
9000万円(2015年8月現在)
従業員数  
20名(2015年8月現在)
事業内容  
イベント企画・運営、デザインコンサルティング、TV番組制作
 
DESIGN ASSOCIATION NPO
会長
浅葉 克己 (株)浅葉克己デザイン室/アートディレクター、日本グラフィックデザイナー協会会長、東京オリンピック・エンブレム問題で佐野氏デザインをヨイショした人。
理事長(代表)
川崎健二:TOKYO DESIGN WEEK(株)代表
副理事長
森浩生:森ビル(株)/取締役副社長
佐藤茂:(株)エイブル&パートナーズ/代表取締役会長
理事
隈研吾:隈研吾建築都市設計事務所/東京大学教授/建築家
伊東豊雄:伊東豊雄建築設計事務所/建築家
宮本洋一:清水建設会長
池坊美佳:華道家元 池坊青年部代表/華道家
生駒芳子:ファッション・ジャーナリスト/アート・プロデューサー
今村有策:トーキョーワンダーサイト館長
海豪うるる:料理研究家/エッセイスト
川上麻衣子:女優/ガラス工芸作家
川上元美:川上デザインルーム/デザイナー
小林武史:音楽プロデューサー/キーボーディスト
小山薫堂:放送作家/脚本家/オレンジ・アンド・パートナーズ代表
佐藤可士和:株式会社サムライ/アートディレクター
篠原ともえ:歌手/タレント/女優/デザイナー
田淵諭:多摩美術大学教授/建築家
鶴田浩:リアルスタイル/代表取締役社長
中田英寿:スポーツ選手
西野亮廣:アーティスト/芸人
根津 公一:根津美術館 館長
VERBAL:MC/音楽プロデューサー/デザイナー
長谷川喜美:空間デザイナー/ベルベッタ・デザイン代表
菱川勢一:映像作家/アートディレクター
日比野克彦:東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授/アーティスト
茂木健一郎:脳科学者
越智茂樹:デザインアソシエーションNPO

 

[ 2016年11月 7日 ]
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