神奈川県平塚市の食肉販売会社「肉の石川」の冷凍食品「和牛・相模豚 メンチ 肉の石川」(賞味期限が来年２月２６日のもの)から病原性大腸菌、Ｏ１５７が検出され、この製品を食べた１７人が腹痛などの症状を訴え、このうち子ども２人が重症で入院しているという。

この商品は、イトーヨーカドーの神奈川県と千葉県にある２６の店舗に２０１０個が納入され販売されたという。

神奈川県によると、１０月、この製品を食べた１歳から７９歳の男女１７人が腹痛や下痢などの症状を訴え、このうち５歳の男の子と８歳の女の子の２人が重症で入院しているという。

保健所が調べたところ、全員から病原性大腸菌、Ｏ１５７が検出され、販売前の製品からもＯ１５７が検出されたという。
この製品は、肉の石川が静岡県にある会社に委託して製造したもので、賞味期限が来年２月２６日のもの。
神奈川県のイトーヨーカドー１８店舗、千葉県の８店舗で販売されている。

イトーヨーカドーでは、この製品とともに賞味期限が異なるものについても自主回収を進めており、神奈川県は「購入した人は、食べずに販売店に必ず連絡してほしい」としている。