アイコン クレディ・スイス再び顧客資産隠しか/米当局調査に入る 2億ドルの資産隠し幇助

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スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループの銀行子会社クレディ・スイスは、米国人顧客の脱税ほう助のために共謀した罪を2014年に認めた際、疑わしい口座の根絶に協力すると米当局に約束した。
しかし、米捜査当局は現在、米国人顧客が保有する2億ドル(約222億円)相当の未申告資産について、同行が報告を怠った理由を調べている。

クレディ・スイスの顧客で米英およびイスラエル国籍を持つダン・ホースキー被告は4日、内国歳入庁(IRS)を欺くために共謀した罪を認める有罪答弁を行った。
この件で公に話す権限がないとして関係者5人が匿名を条件に語ったところでは、米捜査当局はイスラエルとつながりがある顧客による脱税を同行がほう助していなかったか調べており、同被告が1年余り捜査に協力しているという。

関係者によれば、ホースキー被告(71)の口座は、クレディ・スイスの過去の有罪答弁につながった手口に似た手法でIRSから隠されていたため、同行のイスラエルデスクでは口座は「危険」と見なされていた。
米当局は、クレディ・スイスの有罪答弁後に同行とは、無関係にホースキー被告の口座を特定したが、この口座の捜査に基づき、民事あるいは刑事で同行は責任を問われる可能性がある。
 
ヒューストンの税理士ラリー・カンパニア氏はクレディ・スイスを対象とする新たな調査についてブルームバーグ・ニュースに対し、「この口座に関する情報がファイルにあったにもかかわらず、その時点で情報を提供していなかったとすれば、重大な過失、それぞころか口座の開示を回避するために銀行内で何らかの共謀が行われた可能性もありそうだ」と指摘した。

  クレディ・スイス・グループの広報担当アンナ・セクストン氏は、ホースキー被告の口座への同行の対応をめぐる米当局の調査について、コメントを控えている。
銀行子会社のクレディ・スイスは、米国人顧客の脱税ほう助を認めたスイスの銀行で最大となる26億ドル(現在の為替レートで約2880億円)の罰金の支払いに応じていた。
以上、ブルームバーグ参照
世界中の顧客の秘密口座があるとされるスイスの銀行、大手行はグローバルに営業展開しており、今回のように米国絡みで問題を起こしてしまう。
 

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[ 2016年11月22日 ]

 

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